koheiのおもちゃ修理記録

宇部おもちゃ病院 毎月第2土曜日 13:00~16:00
宇部新天町の西の端、市民活動センターで開院してます。

12/4 サンパーク出張開院④

2022-12-18 | おもちゃ
数えるのも困難なほどの入院品になってしまったサンパーク出張開院、ゴールが少し近づいてきたかな…。
25件目、アンパンマンのマイク。

「音が変」と書いてある…。動かしてみたけど、悪いのかどうかよく分からない…。音が変と言えば、カップリングコンデンサの不良とかだろうか。とりあえず基板を見てみる。

アンプはTDA2822ですね。基板側の状態確認の前にスピーカの方を確認してみると…防犯ブザーを改造して作ったスピーカチェッカーを当てると、まともなスピーカだと「ピヨピヨピヨ」という音がするのだけど、「ピリピリピリ」みたいな変な音がする。フィルムコーンの不具合かしら?
φ29mmスピーカ取替。

26件目、マイクと同じ人のアンパンマンことばずかんですが、これも修理不能の判断…。
かなり新型感のある構造です。

電源スイッチがスライドSWじゃなくて、タクトスイッチ1回押しで電源ON、長押しして電源OFFという作りになってます。イメージセンサーへの配線も改善されてます。イメージセンサーの黒いカバーも無くなって、確認しやすいです。

イメージセンサー部ですが、スマホのカメラで確認してLEDは点灯してない。LEDの足がかなりサビてて、サビが樹脂モールド部分までしみ込んでる感じ。だいぶねぶった(山口弁)んでしょうか…。

とりあえず苦労してLED取り替えてLEDは点くようになったのですが、画像は読めず。センサー~基板間の配線は、LED取替中に2本ほど切れて苦労しましたが、繋げて断線確認したけどやはり画像は読めず。「LEDがサビてダメになるほど濡らしたら、カメラもダメになるさ」と、修理不能の判断としてしまいました。
(カメラレンズの筒は覗いて、異物が詰まってないのは確認。細い綿棒突っ込んでレンズを拭いてみたりもした。後日、LEDが点いてはいるけど光量不足?例のLEDと直列に入ってる8.6Ωの抵抗を確認するべきだった…と後悔しましたが、もう返してしまいました。反省…。)

27件目、ものまねトイプー。

要は「ミミクリ」と同じような感じでおうむ返しするおもちゃの様ですが、全く動かないので分解。
基板に電圧来てない、電源スイッチ短絡しても同じ。結局、電池BOXから電圧が出てない。
電池BOX端子はサビてないけど、単3電池×3本を、2本は2段で積んであるので、どこが悪いのか分かりにくい…。

写真上側が上下2段の部分だけど、念入りに当たった結果、2段の下側のプラス端子の接触があるいっぽい。見た目にキレイだけど酸化被膜で導通不良とか…と磨いてみて、そこそこ動くようだったのでこれで一旦組み戻してから、電池入れたりまだ出したりして確認したけど、どうも動かない事が多い…。
このまま返却しようかと思ったけど、電池金具の裏にスペーサーでよく使うミンティアケースを細く切ったものを突っ込んだところ、当たりが改善されてちゃんと動くようになった。
(結局、原因は分解しないと分からなかったけど、修理は分解せずに外から出来る修理だったw。)

28件目、めんどうなので後回しにしてたアンパンマンのことばずかんをやっていこう。

これは、電池消耗による動作不良のみ。単4電池2本とも1.2Vしかなかった。

29件目、これもアンパンマンことばずかん。

これは、スピーカ線のうち1本がスピーカ側でハンダ付け外れ。製造不良でしょうね、再ハンダ付けしてすぐ終了。

30,31件目、写真撮り忘れてる、ブットバスター:ネットから画像拝借。赤と青のセット。

青の方は、左パンチは出るけど、右パンチがほとんど出ない。下部のホイールを見ると、ホイールのタイヤゴムがなくなってる。外からほとんど見えないけど、噛みこんでる感じ。分解していく。

分解そこそこ大変だった。だいぶ汚れてたタイヤゴム、キレイに拭いて付け戻して組み戻して、動作良好。
赤の方は、電池消耗だけだった。2台とも電池が1.3Vぐらいで、動作不確実な状態でした。

32件目、ブットバスターと同じ人のトランシーバー。

片方は正常、もう片方は、電源入れた時に「ピピッ」というのが鳴らない、との事だったけど、これも電池消耗なだけ…。ただ、送信時に押すスイッチがバカになってる様で、押しても送信にならなかったり、離しても押しっぱなしになっちゃったりするので、スイッチ確認。

これは…部品として写真では見たことありますが、金属枠付きタクトスイッチですね。手持ちはありません…。枠は要るので、手持ちのタクトスイッチを枠内に固定しましょう。
この金属枠付きタクトスイッチは、枠が天板を兼ねてますね。枠・タクトスイッチを外したら、バラバラになってしまいました。
手持ちタクトスイッチをそのままつけると、天板止の樹脂の出っ張りが邪魔なので、出っ張りを切り落とした状態で金属枠の所に付けて、枠・SWともハンダ付け後、ホットボンドで止めておきました。

33件目、写真撮り忘れた…、プルバックのパトカーで、赤外リモコン操作で音・LED点灯するヤツ。
カルテに「リモコン側の電池が原因?」と書いてある。まず電池を確認。

リモコンの方は、LR44×3個のところ、2個しか入ってない…。「電池が原因かも?」と思うんだったら、なんで自分で電池を確認せんのやら…。
車両側は、「電池の向きが違うんじゃない…?」と思ったけど、入れ方はこれでいい。底面が見えてる上側は2段。下のマイナスが見えてる方が1個目の電池で、側面でプラスだけ取ってる。蓋側でこのマイナスと隣の2段のマイナスと直結して、結局3個直列になる。
車両側電池はどれも消耗。しかし、手持ちの電池使っても動かないので分解して確認してたら、ふと反応するようになった。原因不明だけど、新しい電池なら動くようになったので終了とする。

34件目、パトカーと同じ人のキリンのオルゴール。

ゼンマイ巻いてもガシャンと戻ってしまう。ギア破損かな?背中の手縫いを切って、さらに袋に入ってたので袋もミシン縫いを切って中身を取り出し。

香箱を止めてるカシメ部が1ヶ所外れて、そのせいで調速風車とその手前のギアが脱落してる。
カルテに「ネジ巻きすぎた?」と書いてあったけど、多分そういう問題ではなく、落としたとか上にしりもち付いたとかで、ハンドルに強い衝撃が掛かったんじゃないかしら?
カシメ部は、香箱側の樹脂に亀裂か入ってたけど、同じような力が掛からない限りは、ハメ戻しただけで当面外れないと思われたので、ギアを定位置にセットして、ペンチで押さえてカシメ部をはめ直して、ちゃんと動くようになった。これで、仕戻し・綿入れ戻し・縫い戻して終了。

35件目、ファミコン型のゲーム機。

「1」の方のコントローラが、十字キーが効かない、ゴムの不良?との事。とりあえず分解してみる。

左側の丸いのが元の導電ゴムスイッチで、押し過ぎで2カ所は切れて外れてるし、他の2箇所も亀裂が入って反力がなくなってる。DS用の替えゴムスイッチ持ってたのでなんとか使えないかと出してきたのが右側。DS用の替えゴムスイッチセットには、4個付きのが2種類(多分十字キー用と〇×△□用)入ってて、その小さい方がそこそこいけそうなので、これを使ってみた。
すこ~し大きいけど、なんとか基板側の導電塗料部分に当たってくれそう。
これで組み戻してテレビに繋いで動作確認。
カセット口はダミーで、懐かしゲームが十何種類かプレインストールされてるみたい。キーを押した感じにちょっと違和感はあるけど、一応操作はできたので、これで終了とする。

さて、これまでを全部センターに返却して、やっと残りを数えてみようかと思うぐらいに減ったので数えてみた所、残り10個程度。少しゴールが見えてきたかなw。
(といっても、IWAYAの犬の骨折とか、時間がかかるに違いないやつを残してるので、まだまだすぐには終わらない…)
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