15号台風の影響もなく安心(14号台風が)した処です。明日の海からの小泊で今日紹介する蓼場(漢字が正しいか?)。現在はPC船で貝の付着以外心配不要ですが、昔は木造船で長く海につけておくと虫(名前不明)がついて穴をあけ船の寿命を短くしたそうです。そこで船を蓼る(船底を焦がす)必要がありました。夏場が多かった様に思います。子供の頃よくお手伝い(遊び?)しました。甲板の板を全て外し(汽帆船はできませんが蓼る事だけはしていました)海で船をゆすってひっくり返し砂等を落とし船底の海藻などをぼうずりで落とします。子供にしては格好の遊び、ひっくり帰った船の空気だまりで長い潜水等遊んで、浜に引き上げて大人に引き渡す。潮が引いた時に船を左右交互に傾ける。傾けた船底の下で火を焚いて蓼る。船を焼く訳ではありませんので燃料はマキではなく瞬発的に燃える「せんば(松の落葉)代用として稲わら,麦わら」を使って船底を焦がす作業です。蓼る作業で上がる煙が、今にして思えば夏の風物詩でしょうか。こんな作業も今は目にする事もありません。
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