エジプト、近くラファール戦闘機20機の購入契約に調印
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エジプト軍がラファールを買うんですって。
本当かな。
ラファールはフランス軍の主力戦闘機で、
アメリカやロシアの戦闘機に比べるとややマイナーな印象だが、
戦闘機マニアたちの間ではある方面で有名である。
それは・・・全然売れないこと。
そもそもフランス自体が世界でも上位の武器輸出国であり、
フランス製の兵器というのは世界中の軍隊や紛争地帯で使われている。
そのせいでフランスは"死の商人"と叩かれることもあるが、
当然戦闘機となると高価な大口契約となるので、
フランスは自国製戦闘機のラファールのセールスにも熱心に取り組んでいたが・・・。
各国で検討され、候補として浮上し、他機種と比較され、そして落選しまくる。
それがフランスの誇る最新鋭戦闘機ラファールなのである。
我がブログでも8年前になるがラファールについて書いたことがある。 → ラファールの嫁ぎ先
当時はリビアがラファールの購入を検討し契約寸前までいったので、
ようやくラファールが売れるのか!?ということで書いたのだが、
結局最終的にリビアはロシアのSu-35Sを購入してしまい計画はご破産に。
その腹いせか、2011年のリビア内戦ではフランス軍のラファールが出撃しまくり、
バカスカとリビア各地を爆撃していったのは記憶に新しい。
きっと2007年の怨念があるのだろう。(多分)
しかし万が一リビアが予定通りにラファールを買っていたら、
2011年の戦争ではラファール同士が対決していた可能性もあるんだなあ・・・。
またエジプトが実際に購入するかも知れないのと同時に、
インド空軍との間でもラファールについての交渉がされている。
しかもこっちは交渉が開始されてからもう3年にもなるのだ。
インド空軍は126機の調達予定で、そのうちの108機を自国ライセンス生産したいと言っており、
基本的にはフランス側もそれに同意しているが、昨年末。
インド側が「うちで作った分の品質保証もしてくれな?」と言い出し、
フランスはインドで生産された分については責任を持てないとしている。
フランス側の回答も当然である。
インド製品に高品質なイメージはないし、
どちらかというと途上国並にいい加減でずさんなイメージがつきまとう。
そんな国で作った分の品質にまで責任を持とうとするのは、
この先危険!の看板が立てられた地雷原をあえて歩いてみるようなもの。
いつかは起爆すること請け合いである。
フランス側としては「それなら126機分、うちで作って輸出することでどうか?」と当然の提案をするも、
インド側はこれを拒絶、交渉が暗礁に乗り上げているという状態である。
このニュース記事を見た時はけっこう笑ったもんだ。
ライセンス生産分の品質保証を要求するのは無茶もいいとこである。
全然売れてないラファールの大口契約となるので、
フランスは足元を見られているのかもしれない。
ちなみにライセンス生産のメリットというのは、自国で作ることで航空機製造業が活性化するというのが大きい。
インドの航空機生産能力は高いとは言えないが、ラファールを100機以上作ることでその経験は蓄積される。
また実際に運用する上で修理やメンテナンス能力にも大きく貢献するだろう。
ラファールは決して悪い戦闘機ではない。
見た目も女性的で綺麗だし。
それなのに何故売れないのか?
それは長くなりそうなので、またいつか、書くかも知れない。
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インド海軍の改キロ級のネタが聞きたい
フランス製の兵器ってどれもトレビアンだよね。
まぁいくら才色兼備でも、面倒臭い女性に引き取り手がいないのは仕方ない話で……。
この辺の話を書いてくれるのを楽しみにしてる。
次は2023年辺りかな?
続きはこないな
インド軍はごった煮でそこそこ実戦機会もあって面白いよね。
相変わらず潜水艦好きだな!
>>ラファール大好きなんだけどね
書くとしても8年後じゃないよ!
もっと近い年月で書くよ!!
フランス製兵器はトレビアンだけど
FAMASはあまり好きになれない。
>>逃げ道が用意された書き方
だって…
忙しいし…