Squad戦場日誌(1) ~ 森の中の殲滅戦 ~

2015-12-24 19:25:23 | その他FPS



ある日、Squadで分隊活動していたとき。
分隊の9人中、半分がクランメンバー、半分が外国人という形になった。
分隊長の俺はそういう時、クランメンバーには当然日本語で通じるが、
半分の外人メンバーにもわかるように簡単な指示を英語で出すときがある。
そんなとき・・・

「レッツゴートゥーサウス! ホールドザットベース!」
「Let's go to south, hold that base.」

「エネミーコンタクト!イレブンオクロック!」
「Enemy contact eleven o'clock!」

俺の下手なカタコト英語の後に、毎度ネイティブ英語で言い直してくれる外人がいた。
聞き取りやすくかな?
まさかの通訳さん、なんて親切!
これのおかげで分隊内の指示をちゃんと全員に行き渡らせることができた。




基本的にこのゲームのメディックは忙しい。
命が儚くも大事なゲームなので、負傷者の治療や倒れた人の復活など。
銃撃戦が始まるとそこら中でメディックを呼ぶ声がこだまし、
またそれぞれの治療も一瞬で終わるものではないのでお仕事はてんてこ舞いになる。

上のSSは爆破された建物の屋上で多数の負傷者の治療に当たるメディック。
銃弾飛び交うさなか、スモークの中で匍匐し味方を治療していく。
デキる隊員が多い部隊ならメディックが仕事するときは、こんな風に十分にスモークを展開し援護するのだ。

うちのクランではImoutupがよくメディックを担当しているので、
激戦が続くと「包帯が切れた!とってくる!」とかよく言ってる。
後方支援職でありながら、前線で負傷する味方の治療に当たるので、
当然メディックは包帯やメディックパックを両手に最前線を走り回ることが多い。
最も危険な任務だと思うが、銃弾の下を走り回って味方を治療して回る姿は、
バンド・オブ・ブラザースのユージーン・ロウのようでカッコイイ。

Imoutupの場合は「あ、ありゃもうだめだな。」とザツなトリアージで諦められることも多いけど・・・。
助けられる者と助けられない者の取捨選択も、またメディックには必要なスキルなのかもしれない。




分隊員5名と森の中を哨戒していたとき。
俺の前方わずか50メートル先、深い森の中に敵の分隊を発見した。

彼らは俺たちの陣地に向かって慎重に前進しており、
俺たちは奴らの背後をとった形となっている。
敵はまだこちらに気づいていない。

「俺の前方に敵分隊を視認。みんな見えてる?まだ撃つなよ。」

分隊員に攻撃位置につくよう指示しながら、敵兵の動きを見張る。
まだだ、もう少し分隊員を接近させてから万全の態勢で一気にキメたい。
もう少し・・・もう少し・・・。


そのとき、ふいに敵の1人が振り返った。
一瞬目が合ったと思った瞬間、

「気づかれた、撃て! 攻撃開始!!」

言いながらアサルトライフルの1マガジンをフルオートでバラ撒くと、
敵の最低2人は倒れたのが確認できた。
それを合図に分隊員たちからの一斉射撃が始まる。
森の静寂を破るけたたましい銃撃音。


敵部隊も散開しながら煙幕を展開し、遮蔽をとろうとする。
全員がブッシュに伏せている上に煙幕、
これじゃ敵が死んでるのか生きてるのか見えない。
まだ全滅はしていないはず・・・。

そのとき、分隊員のnipateaがRPGを構え、煙幕の中に撃ち込む。
おそらくは敵部隊のどまんなかで炸裂し、それで終わりだった。
分隊員に射撃中止を指示すると、敵からの応射はない。
こちらの被害はゼロ。


深い森の中とはいえ、索敵の重要さがわかる。
哨戒により味方陣地の防衛に貢献できた、気持ち良いゲリラ活動だった。