Civ5マルチプレイ(2) ~ マジノ線 ~

2012-05-24 19:21:01 | Civilization

Civ5マルチ・ドイツプレイ、前回分からの続き。
前回分 → Civ5マルチプレイ(1) ~ ドイツ大陸 ~
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世界中の軍隊が集まる魔のデルタ地帯。
元々日本領の大阪であったようだが、前回記事で書いた通り、
イギリス軍が占領しそれをフランス軍が奪還して日本に返還されず、
戦乱のどさくさ紛れでフランス統治下に置かれている。

イギリス軍からの侵攻に備えて日仏同盟軍が防衛しており、
築かれた要塞群の凄まじさがこの地域が古来より戦場となっていたことを物語っている。

しかしこの大阪は人為的に築かれた要塞群を抜きにしてもかなり守りに適した地形で、
大阪は河に守られており、イギリス軍からすれば大阪を攻めるのに渡河作戦の必要があり、
自然の河と要塞群で防衛されたこの地域を陥落させるのは至難の業だろう。
この鉄壁の要塞地帯を史実のフランス軍が築いた要塞線になぞってマジノ線と呼ぶことにする。


そして鉄資源を独占しているイギリスに対するフランスの戦略は技術力であった。
実際のところフランスの技術力は圧倒的に世界最先端で、
恐らく開発能力では2位の我がドイツのさらに2倍近くの開発能力があったらしい。
フランスの科学力は世界一イィィィ!!!と叫んでいたかどうかは知らないが、
とにかくフランスは火薬ユニットの登場を急ぎ、鉄独占の優位を潰したわけだ。

イギリス軍は中世然とした鉄製の武器を装備した軍隊で攻めたが、
フランス軍は火薬を用いたカノン砲やライフル兵で迎え撃った。




しかしそれでも圧倒的物量には厳しいようだ。
フランス軍ユニットがみるみる数を減少させていき、イギリス軍がマジノ線に殺到して包囲する。
画像で都市名が一部変わってるのは、この頃世界的に流行していた遊び心である。

ここで前回とは逆にフランスの方からイギリスへ停戦の申し入れがあったようだが、イギリスはこれを棄却。
それはそうだ、停戦を申し出るということは疲弊しているということ。
ここでフランスを弱体させなければいつかその技術力に食われてしまうだろう。
しかしマジノ線が立ちはだかり、イギリス軍も突破口を見出せず立ち往生してしまっている。
泥沼である。


一方で俺自身にも認識の変化が訪れた。
イギリスはずっと戦争にのみ国力を投じており、国土こそ攻めこまれていないものの、
内政の充実度で言えば我がドイツの方が圧倒的である。
対してフランスはその科学力の凄まじさが際立っており、正直我がドイツよりも一歩も二歩も先にいる。
もしこの対英戦争に勝利して国土と生産力をも手にすれば、一世代進んだユニットで我がドイツに攻め込んでくることも考えられる。
現時点で我がドイツはフランスの同盟国であるが、イギリスよりもフランスの方が将来的に脅威になりそうだ。




ということで、ここは大西洋上に浮かぶ植民地島、ドルトムント
フランスとドイツの間にあたる島だが、ここに上陸兵力を用意しておいた。
フランス軍は対英戦争に夢中で首都パリは無防備であるので、裏から上陸すれば容易に陥落するだろう。

この対仏上陸作戦は実際に上陸開始1ターン前という本当に寸前まで計画が進行したが、
そのターンでイギリス軍のマジノ線への総攻撃が失敗したのを見て、我がドイツも寸前で作戦中止とした。
イギリス軍の被害は甚大で総撤退していったので、マジノ線に張り付いているフランス軍部隊はフリーとなり、
パリの奪還へ全力を傾けてきて我がドイツ上陸軍ではそれを支えきれないと思った為。
今はまだフランス側に立っている体なので、それを放棄するほどの成果は得られないだろう。


この辺にくると辛うじて生き残っているだけの日本とエジプトはもはや空気である。
前半には世界大戦と言ったものの、後半になると実際的にはイギリス対フランス戦争へと変わった。

そしてこの世界のバランスは既にドイツ・イギリス・フランスの力関係のみで成り立っている。
だんだんとドイツもフランスも互いに互いを純粋な同盟相手とは認識しなくなっていき、
純粋な三つ巴の三国時代へと突入していった。


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