UOのPvP

2009-12-08 22:42:39 | UO(新)

こんばんは、ゆっきぃです。
いえ、だんちょです。(二回目)
前回の記事 のコメント欄に下画像の質問があったので、今回の記事を以って回答。




UOのPvPは、UOをプレイしたことがない人にとっては想像しがたいぐらいプレイヤースキルが要求されるものです。
操作量や速度、タイミングや必要な反射神経などをとっても、MMORPGのPvPというよりは格ゲーに近い。
基本的にはコンボが決まれば秒殺できるゲームであり、上級者同士の戦いはいかに相手のコンボをかわし防御するかというものです。


またUOというタイトル独特の世界観も、PvPの特殊性に一役買っています。
例えば他のPvP系のMMORPG、リネージュ2やパンドラサーガなどでは、プレイヤーのほとんどがPvPerです。
元々それを目的にしているタイトルだから、当然それらをプレイしている人たちはPvPを楽しみます。
しかしUOではそうではない、PvPerなんて恐らくプレイヤー総数の1割にも満たないかもしれない。
その上にプレイヤー殺しを専門として上級者の域に達している人なんて、さらに稀なわけです。
PvPなんてしたことも見たこともないってプレイヤーも珍しくないぐらい。

つまり、素人と玄人の差がはっきりしており、玄人同士なら長時間に及ぶ良い勝負をすることもあるが、
素人と玄人の戦いでは一方的に秒殺されて終わりでしょう。
つまりPvP中級者あたりの人でも、上級者からするととても弱く秒殺できるようなレベルであっても、
大多数のPvP素人プレイヤーからするととても強い人という評判を得られるのです。
このあたりの際限ない実力の開きはとても他のMMORPGプレイヤーではわからないと思う。
一般人の中では最強のヤムチャやクリリンでもサイヤ人からすると秒殺できるみたいな、それぐらいある。


確かにアイテムなどによる、スキルや基礎ステータス値などのキャラ性能の強化や、
もしくは装備面で優劣の差がつくことはあります。
しかしそれらもプレイヤースキルがあってこそのものであり、いかにキャラ自体の戦闘能力が高くあっても、
PvP初心者であれば、「当たらなければどうということはない」 みたいな感じで上級者に翻弄されまた秒殺されてしまうでしょう。
「モビルスーツの性能の差が戦力の決定的差ではない」 と宇宙世紀の軍人さんも言ってますが、そんなかんじ。

(ちなみに余談ではあるけど、俺もUOの中では赤い服装をトレードマークとしており、(左上にあるブログのアイコン画像参照)
有名になると「赤い人」 だのなんだの一般人などに呼ばれることが多かったが、
実は「赤い人」 ではなく「赤い彗星」 と呼んでもらえないかなとひそかに思っていたことはここで正直に打ち明けておこう。)



まぁ、こういう特殊な世界、そして際限なく圧倒的に実力差に開きがでるPvPシステムのおかげで、
熟練したPKなどは一般人4,5人を一度に相手にして秒殺してのけるようなことは珍しくもないし、
PKが2~4人もいれば十数人を壊滅させることもまったく日常の光景だったのです。
さすがにPvPer同士となればこうはいかないが、しかしそこにも大きな実力の開きがある可能性は常にあったわけです。

装備やキャラ性能なんて、熟練した者同士であって初めて意味が出てくるもので、
ただ下手な人がそれらをPvP仕様にしたところで上級者には勝てない。
こういうバランスは他のMMORPGにはめったに無いもので、またプレイヤースキルの幅がここまで開くゲームも他にないでしょう。
そしてもちろん非PvPerが圧倒的多数として存在しているように、UOは「PvPも楽しめるMMORPG」でしかなく、
他に様々なプレイスタイル、それを許容する自由度もあいまって、UOは唯一無二のMMORPGだったと感じます。


ま、そのUOも俺が引退したころは弓などのバランス崩壊要素が目立っており、
キャラ性能だけで技量を上にいく者を圧倒する事例が増え始めたことも付け加えておきます。(現在はどうかしらないが)
また他のMMORPGにはそのタイトルごとの良さがあり、たとえばパンドラサーガなどはUOとはPvPの方向性は違うが、俺にとってはなかなか楽しいPvPゲームだった。


今回はかなり急いで書いたので文章や構成が雑かも。
UO回想も更新しないとなー。