懐かしきブリタニア

2006-04-26 20:39:43 | UO(新)

今日、UOの友人が「対人戦をやってみたい」とか唐突に言い出して、

そいつは3年前にKDKに在籍してたやつだが、実は対人は素人。

しかし、彼にとってはこの上なく幸運なことに、

身近にこんなに強くて頼りになる元最強のギルドマスターがいた。

当然の流れで彼は俺に頼ってきた。



「俺に対人戦を教えてくれ!」



できれば俺も教えてやりたい。

対人戦をというものを見せてやりたい。

しかし、俺はアカウントが切れてるからログインできないし・・・

かといってメッセだけで教えれるほど甘いものでもない。

と、いうことで!



外国の対人が盛んなエミュ鯖に降臨することにした。

彼も別に、本家UOにこだわってるわけじゃなく、

なんとなく対人戦で遊んでみたくなっただけらしいので、

サーバーなんて本家だろうがエミュだろうがどこでもいいんだろう。

一応ここは海外鯖だが、人が多いことで有名で、

日本人もけっこういるので安心できる。

ということで、もう一度俺はブリタニアの土を踏むことになったのだった。






懐かしいな、この空気、感触。

ブリタニアに帰ってきた。



対人を教えるといっても、まずはスキルを上げてキャラを作らねばなるまい。

俺は相棒より一足先にログインし、一人である程度スキルを上げることにした。

このサーバーはUOR前の仕様のサーバーで、すなわち、Fしかない。

PKもけっこう多く、低スキルキャラの金稼ぎはなかなか難しい。

かといって金を稼がなければどうにもならないので、

ムングロ銀行でひとまず計画を練り直すことに・・・

すると、一人の男が俺の前で立ち止まり、英語で話しかけてきた。




「へいゆー、聞きたいことがあるんだが。
もしかすると、君の名前は鳥の名前かい?」

だんちょ(名前はだんちょじゃない)
「まぁそうだな。鳥からとったよ。日本の戦闘機からね」

「オ~ウやっぱり!とすると、君は日本人かい?」

「あぁ、日本人だよ。君は?」

「俺はシンガポール人さ。日本は大好きでね。NARUTOの映画とか見た?」



以下、しばし雑談に入る。

NARUTOは見たことないけど。 忍者が好きらしい。

キャラの名前が日本の戦闘機名だったんだけど、よく知ってたなぁ。

零戦じゃないのに。



「君は前からUOやってるのかい?」

「Sakuraでやってたよ。俺はSakuraじゃ割と有名なPKだったんだぜ。
このサーバーは今日来たばっかだけどね」

「俺はBajaでやってたよ。そのかっこはメイジかい?」

「あぁ、槍メイジにしようとしてる」

「おおう、じゃあうちにきなよ。ゲート出すぜ」



半ば強制的に拉致られたが、悪い奴じゃなさそうだ。

俺は自身が悪人だったので、誰が悪人かはすぐにわかる。

罠はないだろうと思いついていくと、ゲートを抜けるとそこは雪国だった。

北極のくたびれたSHで、彼は俺をフレンドにしてくれ、



「俺のギルドのGHだ。狭いけど、ここに住むといい。
秘薬も使っていいし、スキル上げも手伝うぜ」





うおおお、めっちゃ助かる!

エミュ鯖で、しかもUOR鯖で、一番スキル上げに苦労するのは秘薬代稼ぎだからなぁ。

これはすげーアドバンテージになる。

フルスペルブックやルーンブックなどももらい、なんか本当に親切だなぁ。

ルーンの名前に「BAKA」とか書かれてたけど・・・。

でもまぁ、これはスキルをさっさと上げ切って、俺の実力を見せてやるのが、

俺のこの人たちに対する最大の恩返しになるだろう。

このギルドは対人ギルドで、赤ネームも数人いるらしい。

ということで、俺も入隊させてもらった。

俺もこれはすげー助かるけど、将来的にはこの人たちもすごい助かるだろう。

だって、この俺に恩を着せちゃったんだぜ。

相応の恩返しはしてやるよ! スキルが完成したらな!



とりあえずギルメンの人にスパーをさせてもらい、槍・アナ・タクをさっさと完成させる。

このサーバーは常時バーストタイムみたいなかんじなので、

スキルの上がりがとても早い。

この他、HQの革鎧と槍セットをいただく。

この時代の対人はHQ装備とPOTさえあれば対等に対人できるのが強みだよなー。

そのうち他のギルメンも集まってきて、

シンガポール人、台湾人、日本人などがいるらしい。

アジアンギルドだな。



なかなか楽しくなってきた。

俺と一緒にこのサーバーに来るはずの元KDKメンも、このギルドに入れさせよう。

UOR時の仕様だから対人戦の様相は本家とはかなり違うけど、

練習していって、このシャードでも最強を目指すことにする。

Sakuraの皆さん、世界のだんちょの活躍をお楽しみに!