今日、UOの友人が「対人戦をやってみたい」とか唐突に言い出して、
そいつは3年前にKDKに在籍してたやつだが、実は対人は素人。
しかし、彼にとってはこの上なく幸運なことに、
身近にこんなに強くて頼りになる元最強のギルドマスターがいた。
当然の流れで彼は俺に頼ってきた。
できれば俺も教えてやりたい。
対人戦をというものを見せてやりたい。
しかし、俺はアカウントが切れてるからログインできないし・・・
かといってメッセだけで教えれるほど甘いものでもない。
と、いうことで!
外国の対人が盛んなエミュ鯖に降臨することにした。
彼も別に、本家UOにこだわってるわけじゃなく、
なんとなく対人戦で遊んでみたくなっただけらしいので、
サーバーなんて本家だろうがエミュだろうがどこでもいいんだろう。
一応ここは海外鯖だが、人が多いことで有名で、
日本人もけっこういるので安心できる。
ということで、もう一度俺はブリタニアの土を踏むことになったのだった。
懐かしいな、この空気、感触。
ブリタニアに帰ってきた。
対人を教えるといっても、まずはスキルを上げてキャラを作らねばなるまい。
俺は相棒より一足先にログインし、一人である程度スキルを上げることにした。
このサーバーはUOR前の仕様のサーバーで、すなわち、Fしかない。
PKもけっこう多く、低スキルキャラの金稼ぎはなかなか難しい。
かといって金を稼がなければどうにもならないので、
ムングロ銀行でひとまず計画を練り直すことに・・・
すると、一人の男が俺の前で立ち止まり、英語で話しかけてきた。
男
「へいゆー、聞きたいことがあるんだが。
もしかすると、君の名前は鳥の名前かい?」
だんちょ(名前はだんちょじゃない)
「まぁそうだな。鳥からとったよ。日本の戦闘機からね」
「オ~ウやっぱり!とすると、君は日本人かい?」
「あぁ、日本人だよ。君は?」
「俺はシンガポール人さ。日本は大好きでね。NARUTOの映画とか見た?」 NARUTOは見たことないけど。 忍者が好きらしい。 キャラの名前が日本の戦闘機名だったんだけど、よく知ってたなぁ。 零戦じゃないのに。 「Sakuraでやってたよ。俺はSakuraじゃ割と有名なPKだったんだぜ。 「俺はBajaでやってたよ。そのかっこはメイジかい?」 「あぁ、槍メイジにしようとしてる」 「おおう、じゃあうちにきなよ。ゲート出すぜ」 俺は自身が悪人だったので、誰が悪人かはすぐにわかる。 罠はないだろうと思いついていくと、ゲートを抜けるとそこは雪国だった。 北極のくたびれたSHで、彼は俺をフレンドにしてくれ、 うおおお、めっちゃ助かる! エミュ鯖で、しかもUOR鯖で、一番スキル上げに苦労するのは秘薬代稼ぎだからなぁ。 これはすげーアドバンテージになる。 フルスペルブックやルーンブックなどももらい、なんか本当に親切だなぁ。 ルーンの名前に「BAKA」とか書かれてたけど・・・。 でもまぁ、これはスキルをさっさと上げ切って、俺の実力を見せてやるのが、 俺のこの人たちに対する最大の恩返しになるだろう。 このギルドは対人ギルドで、赤ネームも数人いるらしい。 ということで、俺も入隊させてもらった。 俺もこれはすげー助かるけど、将来的にはこの人たちもすごい助かるだろう。 だって、この俺に恩を着せちゃったんだぜ。 相応の恩返しはしてやるよ! スキルが完成したらな! このサーバーは常時バーストタイムみたいなかんじなので、 スキルの上がりがとても早い。 この他、HQの革鎧と槍セットをいただく。 この時代の対人はHQ装備とPOTさえあれば対等に対人できるのが強みだよなー。 そのうち他のギルメンも集まってきて、 シンガポール人、台湾人、日本人などがいるらしい。 アジアンギルドだな。 俺と一緒にこのサーバーに来るはずの元KDKメンも、このギルドに入れさせよう。 UOR時の仕様だから対人戦の様相は本家とはかなり違うけど、 練習していって、このシャードでも最強を目指すことにする。 Sakuraの皆さん、世界のだんちょの活躍をお楽しみに!
以下、しばし雑談に入る。
「君は前からUOやってるのかい?」
このサーバーは今日来たばっかだけどね」
半ば強制的に拉致られたが、悪い奴じゃなさそうだ。
「俺のギルドのGHだ。狭いけど、ここに住むといい。
秘薬も使っていいし、スキル上げも手伝うぜ」
とりあえずギルメンの人にスパーをさせてもらい、槍・アナ・タクをさっさと完成させる。
なかなか楽しくなってきた。