『 諏訪湖花火： Kiss of Fire !!! 』

　　　　　　　　　　　　　　　


8/15終戦記念日、この日信州諏訪では諏訪湖花火と言い大花火大会が毎年開催されて来た・・・
諏訪の某会社に入社し、毎年、横目でこの花火大会を知っていた。
と言うより、どういう訳か？入社したての若造に桟敷席、招待券が振舞われていたので一寸不思議にも思えていたのだった。
ｙにとって花火等、全く関心がなくこの招待桟敷席券は花火好きな親父や親戚縁者に回って行っていた・・・

諏訪湖花火の一番人気は入社直後開発された「Kiss of Fire」と言う大仕掛け花火で尺玉を水中で爆破させ、2km離れた両岸から半開きの爆発をさせながら接近させて行くという尺玉花火が接近、途方も無い企画花火で合体した時はそれはそれは迫力があった！！！そして一度に数10発のスターマインが打ち上げられる！！！
最初、開発、打ち上げられた時点から大人気の花火となった！！！
水中で爆破される尺玉は半開きで水上で開き湖面は非常に美しい！！！　これが左右から間欠的にドカン、ドカンと爆破されながら近づくのだから迫力がある！！！
観客を唸らせた！！！
県下に誇る諏訪精工舎がスポンサーでこの継続は60年経った今日でも続けられ諏訪湖花火の名物No1花火である！！！
従業員だった若僧達でも諏訪湖花火の「Kiss　of Fire」の話が出ると誰しも誇らしげに自慢話のように語って来た！！！！！

yの親父さんは諏訪湖花火が大好きでこの桟敷席に惚れ込んでいた。扱いも別格だったという・・・
暫くは毎年のように一人で出掛けていたが、晩年は行かなくなり桟敷席券は親戚や知人達に振舞われるようになる・・・どうして入社したての若僧に配られたのかは知る由もないが若僧達に期待値が大きかったのかも知れない？

この爺は諏訪湖花火を沿道道沿いに1～2回見た事があるがそれ程の関心も無くこの日8/15はスガレ：飼い蜂取りに八ヶ岳山麓へゲーロ（蛙）を片手に出掛けていた記憶の方が多い！！！
当時、飼い蜂と言えばこのお盆の8/15近傍に始めていたモノだった。
その頃が懐かしい！！！


さて、今日ではこの諏訪湖花火大会も全国区になりたった2時間の催しだが60万人もの人出だという！！！



yの若き頃は20万人と騒がれていたので3倍近くに膨れ上がっている・・・
この花火大会、全国でも10本の指に入る大会で隅田川や長岡の花火に引けを取らない程の名門花火となった。
湖面から打ち上げられる花火は湖面にその火柱が映し出され、山に囲まれた地形からか木霊し爆破音は尋常ではなく腹の底にズシ～～～～ンと来る！！！
大げさに言えば腹端の底が引っ繰り返る程の爆破力が印象的だ！！！　これが諏訪盆地の山々で木霊しその反響は凄い！！！
塩嶺峠から見る花火もそこそこに眺められる・・・
湖畔道路は60万人の人々でゴッタ返し動くに動けず相手を押し退けて歩く程の賑いだ！！！

この花火大会が昨夜開催され、小雨降る中賑わっていた。
昨今はSBCのTVで中継されるようになりこれを座敷でひっくり返りながら見ている・・・
この老い耄れにはこのほうがヨッポド楽チンだ！！！
花火も近年飛躍的に新花火が開発され宇宙回遊を思わせる彩りになって来た・・・　素人には何が新開発なのか？良くは判らないが漠然と眺めていた。
中に数ショットオモロイな！！！と思われる新作もあったが素人には本当の所は判らない！！！






古い人間には矢張り水上スターマイン：「Kiss of Fire」が圧巻だった！！！　相変わらず セイコー・エプソン(時計の諏訪精工舎とプリンターのEPSONが合体して・・・）がスポンサーでこの花火大会の目玉だと解説されていた・・・　今も花型だ！！！

中味はこうだ！！！
夫々の尺玉の色が違う！！！
尺玉に入れる火薬と金属の種類を替え発色を替えるのだ！！！　昔化学の時間に勉強した金属色、ストロンチュームや銅、鉄、Cr(クロム）、Al等の発色金属が懐かしい！！！最近では金属を交え発色を多彩にしているそうだ！！！




















そして、滔々合体！！！Kissをするという流れだ！！！



スターマインが始まる！！！　豪華だ！！！







これからもこの花火大会の王者で居続けていて欲しい！！！
欲を言うなら尺玉を2尺玉にしてくれたらどんなに迫力あるKiss of Fire になるだろう？？？
会社も飛躍的に大きくなり今や1兆円企業！！！！！　　　この位の奮発つと社会貢献も必要ではないか？　今のEPSONだったら遣って出来ない話でもも無いだろう？　と思いながら見ていた・・・
ｙの知る限りこの水上スターマインは何処の会場にも無く諏訪湖花火の名物とされている・・・　　
これからも頑張れ！！！諏訪市！！！、そしてセイコー・エプソン！！！