ヘボのアルバム (続編)

四季折々の戯言を・・・
そこから何が読めて来るか?

     『 大仕事の始まり・・・② 』

2023-11-10 11:50:57 | 日記

                

画して、苦戦苦戦の末my ヘボハウスが完成した。ハウスの天辺にはウダツを要している等小柄ながら奥飛騨を思わせる古風なお気に入りヘボハウスになった!

 名前は『極楽蜻蛉のヘボハウス』とした。出来たばかり嬉しくて嬉しくて手が翅になった感を抱き空高く飛び立ちたい気持ちだった!この小屋に見合う飼育箱を用意しなくてはならない!!!何れも天下の建具屋さんだったが、恵那市原の建具名人加藤さんの合唱造り飼育箱5箱と東白川の建具名人の2階建て飼育箱を入れた。実に堂に嵌っていた!!! ヨ~~~シ!この小屋で沢山の交尾蜂を生産させの山に大々的に放そう!!!と意気込んだ。ヘボちゃん人生で一番気合が入って居た時代だった。 本場串原の三宅さんや東白川の今井会長さん、そして付知ブラック・ビーの高橋会長さん等との交流も深める中燃えに燃えていた。足助のドクちゃん・観光会会社社長小沢さん、信州富士見町・高森の美濃屋さん等とも交流を深めていた・・・ 父親から伝授された『スガレ追ひ』のノウハウに最新のヘボ習性を加味した裏技を盛り込んだ『スガレ追ひ』の虎の巻:『   shy  the  Vespula  ・・・  』(  上  ・  下 )の著作、和綴じ手造り本を発刊したのもこの時代だった・・・これらの本は天下の『スガレ追ひ』虎の巻で確か60~70冊造り欲しい人達に分けて遣った。ヘボハウスはと言うと飼うには申し分ないデンと構えた小屋だった、が、交尾蜂捕獲時の通い蜂を外に出してやるのに苦戦!!!!!入り口の工夫に明け暮れた記憶は新しい!!! それ程働き蜂の管理と交尾女王蜂・雄蜂の巣内確保に知恵の絞り通しだった。詰まる所最善策が見つからない儘時間は過ぎて行った・・・また、交尾した女王蜂の回収に苦戦した。クシャクシャ新聞紙のトラップは吊るしたもの大方はトラップに入ってくれず天井裏や梁に大半が宿りこの回収には参った。当時毎朝採取していたのでハウスに脚立を入れ梁等にヘバリ付きでの女王蜂回収には時間も掛かり難儀した。と言うよりこのヘボハウスでの交尾は難しいのではと言う大難問に遭遇した。この大問題で折角造ったヘボハウスだったが諦めることにした・・・そして次の大目的へと挑戦が始まる。。。高所の脚立作業は非常に危険でこれ以上続けることは出来なかった。

或る時、富士見の美濃屋:金井さんのヘボハウスを拝見する機会の恵まれた。爺と同じガラス温室とビニールハウス2本立てで交尾をさせていた。矢張り働き蜂の外出と交尾蜂内在化に難があったが、日中太陽を燦燦と受け交尾促進という面で大きな長所を見出した。 この辺の折り合いが中々難しく天然に近い方式を編み出さねばならないと此処から知恵を絞ることになった!!!それは、ガラス温室方式で此処で働き蜂共々共々閉じ込めてしまい小さいながら餌付き、巣材付き自然界を作り此処で餌取や交尾活動をさせるという欲を画いた珍案だった。 この珍案は1~2年で略完璧な確立に至った!!!!! 我が人生で最大の珍案?ヒット商品となる!!!!! もうこの方式に切り替えて10数年にもなるが実に優れモノ珍案である!!! 昨年までの一場面を載せておこう。これから大々的にこれに匹敵するシーンが展開される・・・

暫し珍事も置き時に逞しいシーンにも出会えている・・・    果たして、今年はどんなドラマが見られるだろうか?

 昨日まで庭で飼育していた巣箱をBUNさん夫妻の力をお借りしてガラス温室に入れ込むことが出来た。遥々遠方豊田市甲斐から出向いてい頂きアッという間に5巣新居住地:ガラ温室へ入れ込むことが出来た。一昨年までは一人で毎年10巣近く入れ込んでいたが、寄る年の波には敵い切れなくなり数こそ減らしているが、それでも今年、2つのガラス温室へ3巣と2巣;計5巣入れ込むことが事が出来た。 中に超巨大巣に発展し10kgを超える箱の重さの個体もありBUNさんさぞかし疲れたことだろう・・・ 本当にご苦労様でした。

昨年は猛暑に伴う家での飼い蜂、略、全滅と言う憂き目に会い、山の飼育場で飼った超小規模の『キイジス』3巣をOさんの援助を頂き持ち帰った。思いがけず家で全滅と思っていた飼い蜂の中に胴丸が生きていて、これも後日Oさんに手伝って貰い入れ込むことが出来た。生憎、山での飼育『キイジス』が猛暑の所為で小規模過ぎ、『シダクロ』との同期化には持ち込めず昨今の大トピックス事件には間に合わせられなかったが、ここ数年で再実現に向け成功させたいと思っている・・・  それは… 交尾期末期の『キイジス』女王蜂とこれからと始まる『シダクロ』初期雄蜂の異種間交尾と言う前代未聞の瞬間である!!!!! 実は一昨年、偶然にもこの眼でこの偶然に出会ったのである!!!悔しいかな、カメラが手元になかったのでこの事実画像には出来なかったが、ほんの1~2分の大珍事だった。 この年、実は3回も出会えた。 ほんの瞬時続け様に2回起きた!!!!! そして、アンラッキーにも又、別の日に1番(つがい)見たのだった。此処まで一昨年の話!!!で今年も狙ったが、悔しいかな『キイジス』を仕留められなかった。

  昨年、この再現を実現させたく春先からOさんと大々的に作戦を企てた。が、家での飼い蜂が殆ど壊滅状態になるという憂き目に至った!!! 幸い山での『キイジス』飼い蜂は超超小規模ながら3巣生き残ったが、夏の猛暑に祟れると言う憂き目に会いこれまでのような大々的交尾蜂産出と言う規模には出会えなかった。偶々気が付いた生き残り家での胴丸飼い蜂を持ち込んだが、これが非常に遅れたコロニーとなり雄蜂の産出が僅かに出た『キイジス』女王蜂とマッチング出来ずチャンスを逸してしまった。

再挑戦は続く・・・ 今年、信州に『シダクロ』が超少ない上、『キイジス』に至っては殆ど見る事が出来なかった!!!故、再々挑戦敵わず不遇の歳となった。 こういうチャンスは両者の交尾期に約1ヶ月の差がある為一昨年のような訳には中々行かない!!!が、必ずチャンスはあると思っている・・・ 一昨年のチャンスが恨めしく思えてならない。カメラを持ち込んでいたならば、また、交尾時間が後5分少々続いていてくれたならば…等と無いもの強請りの今日である。 今年も、本場、乗鞍高原で『キイジス』が見られなかった!!! 晩秋、たった1匹の働き蜂を見たが、2度と餌まで来てくれなかった!!! 昨今の夏の猛暑は凄い!!! こうした環境変動がこうした事態を起こしているのだろう?と想像する・・・

極楽蜻蛉流交尾合戦をさせているとこうした異種間珍事態現象に出会う事も出来、正常とは言えないが面白現象に出会え気分に陥る・・・ 出来得る限りこの再現を実現させ、この世とのお別れを迎えたいものである。。。        こうした珍現象再現に相棒ちゃん:Oさんが非常に積極的なのが嬉しい!!! また、観音平界隈での『キイジス』乗っ取り蜂との出会いも是非実現させたいと思っている・・・

  昆虫とはいえ、こうした交尾作戦を長年展開し続けていると色々と珍事に出会えこの蟲に対する愛着が益々沸々と湧き出してくるから愉快だ・・・ 

 

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2 コメント

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Unknown (極楽蜻蛉)
2023-11-12 11:53:57
昆虫の世界では異種間交尾は無いと言われていこれはるのが定説です。この論議は我ヘボグループの会長だった故小林さんの論でした。この論議、レポートがあるので送りましょうか?
但し、種が異なっても性器が繋がる事はままあるようです?が、種が異なると性器官がやや異なる関係上借りに繋がっていても正常な交尾には至っていないというのが小林さんの論でした。
小林さんは信州大学の繊維学部を卒業されお門違いの分野で特に信州『蟲の会』のメンバーとして奮闘されていたようです。蝶々の標本を見せて貰ったことがあったが、尋常な方では無いと思った!!!
ヘボの分野でも彼一流の論議を持っていてカナリ煩型だった。
異種間交尾、性器が繋がる事はよく有る事、が、これが必ずしも交尾とは言えないようだ・・・
学術的には交尾した画像の添付とか標本とかが論文に添付されることが必須とか!!!

だがだが、私はこの眼で3度も『キイジス』女王蜂と『シダクロ』雄蜂の繋がりを見せ付けられてしまったのだった。2年前の調度今時分!!!時『キイジス』女王蜂は晩成今時分最後に生まれた女王蜂か?『シダクロ』雄蜂は心身気鋭の初期雄蜂で勢力ムンムン?遣る気満々若者の至りだったんだろう。まさか?確か何れも11時位交尾時間満タンの良い時間帯だった。ハッと見付け、手元に寄せ付けた直後何れも離れてしまった!!! 常時ガラ温室に居る訳でもないので見付けた瞬間が総てでその前までの交尾時間等知る由もない!!!カメラが手元になくこの際重要な瞬時の画像を撮るチャンスを逃がしてしまった。この数日後同じく瞬時の交尾(繋がり)の出会ったが、交尾時間が短く撮影するというチャンスには至らなかった。

昨年、どうしても記録を残したいとチャレンジする『軍』の飼い蜂が12巣も潰れるという惨事に見舞われ松カンでの囲い『キイジス』超超小振りだったが3巣持ち込むことが出来たが出会いには至り切れずチャンス喪失。
今年は、絶好のチャンスとOさんと春から機会をうかがうが、『キイジス』を飼うという機会が得られなかった!!!頼みの乗鞍全滅状態、八ヶ岳でも木の洞に巣食った『キイジス』をたった1巣見付けのみで『キイジス』不足に明け暮れた!!! 頼みの観音平もあの状態で『キイジス』には出会えなかった!!!

と言う事で、異種族交尾、中々ハードルが高く実現できていない!!!

晩秋の『キイジス』女王蜂初冬の『シダクロ』雄蜂の繋がりは間違いなく行われる事実は掴んでいるがチャンスはそう簡単ではない事が解った!!! 来年は必ず実現させたい!!! 画像になればになるのだが…
思うに、自然界では、余程、両種が接近生息していて交尾期が前後で出来る限り干渉:重ならない限り起こり難いと想像する・・・自然界は困る現象が起こらないよう仕組まれよく出来ている!!!こうして今日の生態系が成り立っているのだと思う。
とは言っても、来年も挑戦しまっせ!!!
この一件と、どうしても遣りたい強制営巣の案件がある!!! これはお金さえ用意できれば、また、適正ネットを張る事が出来れば来年にも実現可能と思うが… とは言っても、、歳を取り過ぎてしまった!!!    自然界の神秘に挑戦ともなると錚々一朝一夕に実現できる話でもない!!! この件は、今のカキコのシリーズで触れたいと思っています…ドクちゃんが生きていてくれたならトコトンデスカス出来るのだがなぁ~~~?…と、思うことシキリ・・・  
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Unknown (村夫子BUN)
2023-11-11 07:17:59
異種間交尾、私も是非拝見したいけど叶わぬ夢でしょうね。
キイジスの女王とピンのオスなら時期的に近いけど生息域が違いますね。
師匠が仰るグンピン、ピングンはそれに該当するのでしょうが、バルバの問題が気に掛かります。
もしキイジスとグンの間で交尾が可能なら、今までにもハイブリッドが誕生している筈ですよね。
そのハイブリッドはどんな蜂になっているのか興味が湧きます。
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