ヘボのアルバム (続編)

四季折々の戯言を・・・
そこから何が読めて来るか?

     『 驚異の最先端医療技術!!! 』

2017-03-24 11:01:30 | 日記

             


噂では聞いた記憶はあるが、まさか、我が家でこの最先端医療技術の御厄介になるとは想像すらしなかった!
我が婆様が2年前思い及びもしない大病に陥り大変な思いをした。
くも膜下出血と言う言う30~40%の方が命を落とす難病中の難病!!!
幸い一命は取り留め多少の不自由はあるが何とか日常生活を送っている・・・
こう言う難病にはその後の経過フォローは欠かせられない。 半年~1年毎、MRIを欠かさずやってきた。
そういう中で大脳と聴覚神経の境界部に良性だというが腫瘍がありそれが除除ではあるが進化!!!、大きくなりつつあるという・・・
専門用語で「聴覚神経腫瘍」と言う・・・
症状としては耳が段々に聞え難くなり,眼まえ、ふら付き等に繋がって行くという・・・そして人によってはこの腫瘍が大きくなった暁には大脳に圧迫脳障害を齎すこともあるという・・・
年老いた女性に多く、結構知らずに人生を送届ける人も多いらしい?

又かい!!!  この婆様は不遇な星の下に生まれて来た!!!
何となく可哀そうになり命ある限り何とかして遣ろう!!!と・・・
この手術は信州大学に権威先生が居て其処のお世話になるかもしれない?と・・・
信州大学病院を訪れた・・・ 其処の先生は、3つの策を提示、その中で放射線治療を推薦してくれた。
策とは、
  ①、其の儘のホッタラカシ
  ②、後頭部を切開、腫瘍を摘出・・・
  ③、最先端技術の放射線治療:ガンマ―ナイフ・・・

①は論外の策として、要は患者の歳と想定余命寿命、大切開によるダメージ、負担の大きさ等を総合的に判断して決めて行くのがイイらしい・・・
して、③を進めてくれた。  
この策が出来るのは、長野県でも医療技術で最先端を突っ走る相沢病院がイイらしい!!! 相沢病院と言えば、あの女子スケートで世界に名だたる小平奈央選手が所属する病院で長野県でも緊急治療病院に指定されている大病院。
此処にガンマ―ナイフ治療の権威が居るという・・・
婆と二人で先週末訪問した。
若い先生で実に判り易く説明してくれ、信州大学病院の先生と全く同じことを推奨してくれた。
この相沢病院には毎日のようにガンマ―ナイフ治療を受ける患者さんが押し掛け結構忙しいらしい!ガンマ―ナイフの装置はこんなもので何となくMRIそのもの?



原理は、弱い放射線コバルトを何十、何百本と加療部にピンポイントで照射不具合部を破壊させる・・・生きている脳や神経諸器官へのダメージは殆ど無い!という・・・



病例や今治療中の画像等見せてくれながら婆には矢張り放射線治療がベストだという・・・
全く致命的負担も掛からず1~2日位の入院で後は今までとなんら変わらない生活が出来るという・・・ 但し、放線治療は時間が掛かり4年~5年の長期見守りが必要だという・・・
3度目の切開等可哀そう過ぎ、また、負担も大きく、リハビリ等考えると問題外の外で即座にガンマ―ナイフを受ける治療をお願いした。

その加療日が昨日、一昨日で、初日は超超精密なMRIやレントゲン撮影、聴覚検査等等・・・
そして超豪華な個室を用意してくれ、一晩泊って昨日は朝から放射治療に入った・・・
待つこと4~5時間・・・
ケロッとして帰って来た・・・ 至って元気!!! 手には点滴をしていたがこれも2時間程で開放!!!
治療費を払うと先生と面談!!!
術後の細かな説明を受け、半年後にMRI検査の予定まで組んで下さった・・・
暫くは半年毎のMRIによる未守り、緊急時は今度は相沢病院で担当して下さる!という・・・ 
2年前の切開手術病院、そして紹介を受けた信州大学病院への処理連絡は総て遣って下さるという・・・ 医者間の倫理観は物凄いもので患者の一命を尊びお互いの利害関係は二の次だ!!!!! 医療に携わる先生方の倫理観には想定外の深みを覚えた!!! 

参考までに ガンマ―ナイフについて・・・

最近のMRIは物凄い精度に進化している。
ガンマ―ナイフは簡単に言うとMRIに放射線発射装置が付いているようなドーム型の大型マシーンで数億円もするという・・・
このガンマ―ナイフを受ける場合、0.1mmの所番地までが詳細に検出出来、其処へピンポイントで放射線γを投射して行く・・・
其処に、何百本と言う超細いビームでガンマイ線を照射、不具合部分に艦砲射撃!!!腫瘍部分等にダメージを与え組織破壊を起こさせるのだという・・・
時間は掛かるが患者への負担は超軽く済み、推定余命とのバランスで最近では切開と放射線とが5分5分だという・・・
話を聞いていて年寄りに難聴が多いのはこうした原因が考えられ、普通の人達はMRI等とっていないので判っていないだけなのでは?と・・・思った。
最近、MRIにしてもガンマ―ナイフにしても医療技術はハイテク化し、総べて、コンピューターとリンク、パソコンを使っての医療化に転身、そのハイテクさは留まる所を知らない!!!
先生方はこういう最先端技術の医療器材を使いこなし人の人命助けに貢献している・・・
そして、多くの方々がこうした最先端技術で命を繋いでいるのだ!

今迄、知る事さえ出来なかった最先端医療の分野を聞き齧る事が出来、何となくチョッピリ博学になった気分でいる・・・ 

先生方に感謝しつつこの世の中技術の進化の留まるところを知らない事に驚きながら強い感銘を受けた数日だった!!!  
コメント (2)
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