穏やかな春の陽気の中で、岩井神社の例祭が行われた。
高山から宮司を招き、氏子が神殿に参集して、家内安全や五穀豊穣を祈願した。
一通り神事が終わった後は、神官を囲んで「なおらい」が始まる。
例年変わることなく執り行われる祭りは、集落で暮らす人たちの絆を深め、過疎高齢化が進む中で支えあって生きていく力にもなっている。
↑春祭りの岩井神社 (2012年3月撮影)
去年は思わぬ雪に見舞われて、春浅い境内で震えたが、今年は穏やかな祭り日和になった。
山里では同じ時期に同じことが繰り返されているが、雪の量は年々少なくなり、冬の厳しさも和らいでいくように思う。
気象の変化以外にも、まわりの様子が少しずつ変わっていく。
元気に農作業をしていた近所の二組の老夫婦が、相次いでご主人を亡くされた。
二人で仲良く野良仕事をしていた姿を思い出すが、今年の田植えはどうなることだろう。
今春の小学校の新入生は2名、卒業生は4名で、少子高齢化も加速度を増している。
ここに住み始めた頃は、大勢のの氏子たちで神殿の席が埋まっていたが、今年の春祭りは20名足らずで席もまばらだった。
何百年も続いた山里の祭りは、少人数の氏子で辛くも支えられているが、年々維持が難しくなっていく。
高齢化が叫ばれますが、都会より山里のほうが顕著なのでしょうね。
飛騨にお住まいになって十数年の歳月の変遷を
身を持って感じられましたね。
我が町内は代替わりはしましても、空家にはならず更地になって、新しく家が建ち若い人が来られています。
今では私が最高齢になりました。
春秋の祭りは高山東照宮などから宮司を招き行います。
祭りや共同作業などが出来なくなると、集落コミュニティも崩壊してしまうので心配です。
若い人が住んでくれるといいのですが・・・
毎年、紹介されている神事ですね。
いつもは無人の神社ですか?
村の方々も少しずつ人数が減ってしまうと
なんだか、一層過疎がすすむようですね。
お祭りなんかも寂しくなるようで心配ですね。
毎年同じ繰り返しですが、祭りに参加する人も野良仕事をする人が年々少なくなっていきます。
お祭りはともかく、田畑をやる人がいなくなるのが心配です。
森閑とした空気と共に伝統を重んじ今日まで
伝えてきた人々の願いや祈り迄伝わってきました。
そこに生活する人として積極的に行事に参加されたり
その輪の中に入っていく
これが一番難しいのではないかと思います。
山里さんの場合自然に感じましたが・・・・・・
フアーストライフ半ば頃からはお仕事で各地で
過ごされたのでしょうか
私は神奈川県に移り住んで15年目の春を迎えて
いますがこの辺りのこと、時々にお伝え出来ればと
思っています。
時代と共に維持していくのが難しくなるのは、致し方ないのでしょうか。お祭り好きのわたしは、それでも頑張って欲しいと思います。
野良仕事をしていた老夫婦の姿が見えなくなるのも寂しいですね。
4月14.15日に行われる春の高山祭(日枝神社)は有名です。
幸い住んでいる人たちは素朴で人懐っこい人ばかりなので、抵抗なく受け入れてもらえました。良い体験が出来たと感謝してます。
30数年前に5年ほど鎌倉で過ごしました。
逗子や江ノ島はよく遊びに行ったので懐かしいです。ぜひ伝えてください。
細々でいいから続いてもらいたいものですね。
後継者がいないし、一人では出来ないので、耕作放棄地は年々増加していきます。
枯れすすきばかりが目立つようになりました。