名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

遠州地方の内施餓鬼

2017年07月09日 | 暮らし

↑浜名湖
妻の実家で、昨年末に亡くなった義父の
「内施餓鬼」があり、浜松を往復してきた。



遠州地方独特の風習で、初盆を迎える家では、
お盆の前に盆棚や精霊棚を作り、自宅に僧侶
をよんで執り行われる。



専用の祭壇は、お盆が終わるまで飾られ、先祖や
三界万霊に食事やお供えをして共に過ごす。

お盆になると、近所の人が初盆宅にお参りをする、
「盆義理」が行われる。

葬儀に参列した人の大半が、初盆にもお参りするのが
習わしで、夕方になると初盆の家を訪れる。

浜松近辺では、初盆が葬儀並みの規模で行われると聞いていたが、
昔ながらの仏事が未だに続いていることに驚いた。

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2 コメント

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行事 (ryo)
2017-07-09 19:39:38
初盆がとても盛大に
執り行われているのですね。
沢山の方が故人を偲ばれておられて…。
最近では、初盆まではもう町内の方も
来られなくなりました。
親戚も高齢になりなかなかこんなには揃わないですね〜。故人も喜ばれることでしょうね。
我が家、しみじみ健康のありがたみを実感です。
これからの方針はまだ出てませんが…。
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内施餓鬼 (nko)
2017-07-09 20:30:23
ryoさん
浜松と奥三河の一部に残る風習で、いずれ形を
変えていく仏事だと思いました。
核家族化や、近所付き合いも薄れていく中で、
維持するのが難しいことが増えていきますね。
義父は100歳で大往生しましたが、さぞ喜んで
いることでしょう。
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