京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

東大寺ミュージアム

2021年11月18日 08時32分00秒 | 日記
 正倉院展で天平のいぶきを感じ、その足で東大寺ミュージアムへと来ました。





途中、天竺様で名高い国宝建築物の南大門を通ります。





東大寺の入口前には盧舎那大仏の手のレプリカが展示されています。

  






展示室を入ると8世紀奈良時代の「誕生釈迦仏立像および灌仏盤」(国宝)が迎えてくれます。

左手には国宝「金銅八角燈籠火袋羽目板が展示されています。
大仏殿前にある燈籠の火袋部分です。



以前は法華堂(三月堂)で不空羂索観音立像の脇侍におられた日光・月光菩薩立像(共に国宝)も今はミュージアムにおられるます。





四天王像は戒壇院でご本尊を守護されていますが、戒壇院が修復工事に入っているので暫くはミュージアムにおられる事になりそうです。

奈良時代の塑像が千年以上もの年月にわたら大切に守り伝えられている事に感動を覚えます。





法華堂の裏堂に安置されている執金剛神像の模刻像2体です。





東京芸術大学の薮内佐斗司先生(せんとくんの生みの親)の研究室が中心となり模刻が造られ左側はオリジナルの模刻です。
オリジナルは年に一度だけ12月16日に公開され、何度か見ていますが、秘仏で守られて来ている為に彩色が残り、その完成度は素晴らしいものがあります。

また、右側は残っている顔料を調査し、彩色も復元された像です。 







新薬師寺の十二神将のひとつ婆娑羅大将の彩色を復元したCG画像を初めて見た時の感動がよみがえります。

展示物の多くが国宝、重要文化財で"東大寺ワールド"が体験できるミュージアムです。

この日は小学生の校外学習や高校生の修学旅行生を多く見かけ増した。
久しぶりの光景でなんだか嬉しくなって来ました。
このまま、コロナが終息して学校行事も行われいい思い出のひとつになればと願うばかりです。