京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

京都 五山送り火鑑賞(嵐山 虚空蔵法輪寺にて)

2018年08月19日 07時40分55秒 | 日記
今日、16日の最終予定は五山送り火の鑑賞です。
今回は、そうだ 京都、行こう。の「法輪寺送り火鑑賞と勤行」に参加しました。
法輪寺の歴史は古く、奈良時代の行基菩薩の開山で、京都でも有数の古い寺院です。





まずは、書院でご住職による「法輪寺参詣曼荼羅」の絵解きがありました。渡月橋(当時は法輪寺橋)、清涼寺、天龍寺などの伽藍が描かれ、また、当時の人達の風俗がよくわかります。



その後、舞台でここから眺められる風景の説明がありましたが突然、土砂降りの雨が、、、急遽書院にもどり若鮎の和菓子とお茶を頂いた後に2 班に分かれて宝物館を拝観します。宝物館には、四天王の内、木像の持国天と多聞天とが納められています。共に重文です。ちなみに東を守護するのが持国天、南は増長天、西は広目天、北は多聞天(毘沙門天)です。






清水寺 千日詣り

2018年08月18日 10時26分17秒 | 日記
今日16日は清水寺千日詣りの最終日です。
この間にお詣りすると千日分の功徳があると言われていて多くの参拝者が訪れます。
300円の志納金を納め境内に入ると回廊には南部風鈴がお出迎えしてくれます。しばし暑さを忘れる涼やかな音色です。



千日詣りの期間中は内々陣にまで入ることができ、ご本尊様と結ばれた紐を手にご縁を結ぶことができます。ご本尊様は秘仏でお厨子の中におられ、いつもは、ご本尊様を模したお前立ちにお詣りします。そのお姿も独特で両手をまっすぐ上に掲げ化仏を持っておられ、清水寺式観音像と言われています。

本堂は、屋根の葺き替え工事中で素屋根に覆われていますが、お詣りは出来ますし、舞台の一部も解放されています。今年2月24日に大西良慶和上のお孫さんの大西英玄さん(現在 清水寺録事)の案内で工事現場も見学させて頂きました。







次に、五山の送り火を観賞する為に、本堂でのお詣りを済ませて嵐山へと急ぎます。

北野天満宮 御手洗川足つけ燈明神事

2018年08月18日 09時47分05秒 | 日記
島原 輪違屋の見学を終えて北野天満宮に来ました。こちらでは最近、御手洗川の設置、曲水の宴の開催など様々な施設の建設、神事の復活をされています。しかし、境内が狭くなった感じです。

また、京都の夏の風物詩になりつつある「京の七夕」にも参加され、境内には七夕の笹飾りが飾られ、この期間、御土居も公開されて、紙屋川沿いの青紅葉が美しいです。







絵馬殿の受付で300円の志納金を納め、五色のロウソクからひとつを選びます。今回は紫色を選びます。床几に座って靴と靴下をビニール袋に入れ、ズボンを膝まで上げて御手洗川へ。







途中にロウソクの点火場があり同じ色のロウソクから火を頂きます。一年の無病息災を祈りながら、ゆっくりと進み、最後に献灯します。





いままでの厄が払われたような清々しい気持ちになり、残りの半年弱を無病息災に暮らせるように元気を頂きました。

次に清水寺の千日詣りに向かいます。

京の夏の旅(輪違屋)

2018年08月18日 08時52分11秒 | 日記
今日16日は、五山送り火の日です。お盆に帰ってこられた精霊(京都では"しょうらいさん"と呼びます。)をお送りする京都の伝統行事です。



その記事は後日にします。

午前中に、京の夏の旅で公開されている島原にある「輪違屋」を見学しました。京都には五花街がありますが、かってはここ島原を含めて六花街がありました。
歌舞練場の跡には石碑があり吉井勇の歌も刻まれています。






旧花街の島原で江戸元禄年間から営業を続ける唯一の置屋建築で、京都市指定文化財となっています。
かっては、芸舞妓さんも在籍していましたが今は太夫さんが5名在籍されているのみです。

一階の"主の間"には新撰組の近藤勇の書を屏風に仕立てたものが残されています。



また、太夫が書いた文の写しも襖に残されています。



また、建物の中ほどには落ち着きのある庭があります。





二階には「傘の間」があり、襖の模様は銀箔の無地に道中傘の紙を貼りこんだもので主人の姓の高田の"高"の意匠が特徴的で瓦にも描かれています。床の間には、桂小五郎の掛軸が飾られています。(二階は撮影禁止なので写真がありません。)

紅葉の間 壁の紅葉は、本物の紅葉を塗りこんで乾燥後に取り出し、そこへ顔料などで着色しています。

太夫の間 太夫の控えの間で大正の頃まではこちらで生活されていたようです。部屋には大正時代の太夫の打掛が掛けられています.

また、二階への階段は五ヶ所あり、客同士が出会わないよう工夫された構造になっています。







次に、北野天満宮に向かいます。

下鴨神社 矢取り神事に参役

2018年08月09日 23時46分06秒 | 日記
下鴨神社では毎年、立秋前夜に夏越神事(矢取神事)が行われます。

縁あって、今年の矢取神事に参役する事が出来ました。

夏越神事とは、一年の厄を払い、無病息災を祈る神事です。御手洗池に斎竹(いみだけ)を立てて清め、中央に斎矢(いみや)を立て、奉納された厄除けの人形が流されると、裸になった氏子男子が一斉に飛び込み、矢を奪い合う。これは、当神社の御祭神玉依媛命が川遊びをしていると一本の矢が流れ着き、持ち帰ったところ懐妊し、賀茂別雷神を生んだという故事にちなみ、矢取神事とも呼ばれる。(下鴨神社ホームページより引用)





氏子で構成される参役者は裸男と呼ばれ、全て白色のふんどし、膝丈の下衣、法被のような上衣、鉢巻、足袋を身につけます。裸男はまず幣殿前でお祓いを受け、次に御手洗池に移り矢取神事を行います。神事後は茅の輪をくぐり退場する流れで行われます。

斎串(いぐし)は直径1cm、長さ60cm程の竹の片側に割り込みを入れ、紙垂(しで)を挟んだもの。竹には賀茂御祖神社の神紋である双葉葵が焼印される。







大小二種あり、中央に大を二本、その周囲に小を数十本配する。大の方が長く、紙垂も一段長い。
矢を取ったものは福を得るとも言われ、戦前は斎串一本持っていれば祇園で一晩遊ぶことが出来るほどの価値があったと言われている。

神事が終わり、集合場所だった参集殿で着替えを済ませ、参加した皆さんとビールや日本酒で軽く打ち上げがあり解散となりました。出口では巫女さんからひとりひとりにお土産を頂きました。

中味はこの日にだけ授与される斎串の御守り、神杯、日本酒でした。



これで、今年の酷暑を乗り越え、無病息災で過ごせます。

今回、このような貴重な機会を頂いた下鴨神社、協会の皆様に感謝申し上げます。