京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

下鴨神社 矢取り神事に参役

2018年08月09日 23時46分06秒 | 日記
下鴨神社では毎年、立秋前夜に夏越神事(矢取神事)が行われます。

縁あって、今年の矢取神事に参役する事が出来ました。

夏越神事とは、一年の厄を払い、無病息災を祈る神事です。御手洗池に斎竹(いみだけ)を立てて清め、中央に斎矢(いみや)を立て、奉納された厄除けの人形が流されると、裸になった氏子男子が一斉に飛び込み、矢を奪い合う。これは、当神社の御祭神玉依媛命が川遊びをしていると一本の矢が流れ着き、持ち帰ったところ懐妊し、賀茂別雷神を生んだという故事にちなみ、矢取神事とも呼ばれる。(下鴨神社ホームページより引用)





氏子で構成される参役者は裸男と呼ばれ、全て白色のふんどし、膝丈の下衣、法被のような上衣、鉢巻、足袋を身につけます。裸男はまず幣殿前でお祓いを受け、次に御手洗池に移り矢取神事を行います。神事後は茅の輪をくぐり退場する流れで行われます。

斎串(いぐし)は直径1cm、長さ60cm程の竹の片側に割り込みを入れ、紙垂(しで)を挟んだもの。竹には賀茂御祖神社の神紋である双葉葵が焼印される。







大小二種あり、中央に大を二本、その周囲に小を数十本配する。大の方が長く、紙垂も一段長い。
矢を取ったものは福を得るとも言われ、戦前は斎串一本持っていれば祇園で一晩遊ぶことが出来るほどの価値があったと言われている。

神事が終わり、集合場所だった参集殿で着替えを済ませ、参加した皆さんとビールや日本酒で軽く打ち上げがあり解散となりました。出口では巫女さんからひとりひとりにお土産を頂きました。

中味はこの日にだけ授与される斎串の御守り、神杯、日本酒でした。



これで、今年の酷暑を乗り越え、無病息災で過ごせます。

今回、このような貴重な機会を頂いた下鴨神社、協会の皆様に感謝申し上げます。

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