1月15日は兼ねてから行きたいと思っていた「吉田山荘」へいつもの京都仲間のおふたりと3人で訪ねました。
吉田山荘は吉田山の麓にあり昭和天皇の義理の弟君、東伏見宮家の別邸として昭和7年(1932)に建てられました。
平成24年(2012)には国の登録有形文化財に指定されています。
写真の表唐門は宮大工棟梁として奈良で薬師寺の伽藍再興などを数多く手掛けられた西岡常一棟梁の京都市内で唯一の建築物です。
玄関横には銅鏡の背面模様をデザイン化したステンドグラスがはめられています。
本館の南には"離れ"があります。
今回はウィンタースペシャル「料理長おまかせ懐石」を予約していました。
テーブルには"お品書き"と大女将直筆の"和歌"が添えられています。
料理への期待が膨らむ演出ですね。
字の下手な僕には羨ましい限りです。
新春を祝う料理の数々、、、どの料理も素材の良さ、からすみなどの自家製の食材、出汁の美味しさ、盛り付け、器など、どれも素晴らしく美味しいお料理でした。
なまこを食べたのも随分と久しぶりですし、炊き合わせに入っている"千古餅(ちこもち)"は吉田山荘オリジナルで十六穀米と、もち玄米や小豆を使った贅沢なお餅で、今まで食べた事のない味と食感です。
お土産でも販売していて、帰りに"ちりめん山椒"と共に買い求めました。
御飯も"節分"を先取りした巻寿司です。
今年の恵方は"北北西"です。
寄せ鍋には鶏、はまぐり、鯛から旨味がたっぷりと出てお出汁も全て頂きました。
給仕をして頂いた若い中居さんもすっかりと空になった器を下げながら喜んでおられました。
"大変、美味しかったです。"、、、"全て食べて頂き嬉しいです。"、、、、
こんなやり取りもこちらのお店を選んで良かった、、、この中居さんで良かったと思える瞬間です。
水物の最後にコーヒーか紅茶が付きますが、お店のご計らいで向かいにある「カフェ真古館」で頂きました。
当時の車庫だった建物で2階が喫茶ルームになっています。
比叡山から如意ヶ岳が間近に見渡せ、美味しいコーヒーと共に眺望も楽しみました。
ホント!充実したひと時を楽しませて頂きました。
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