9月9日は、對龍山荘の庭園を観賞し、次に南禅寺塔頭のひとつ天寿庵へと来ました。
ここは僕のお気に入りのお寺です。
天授庵は南禅寺の塔頭のひとつで、暦応2年(1339)に南禅寺の第15世であった虎関師錬が、南禅寺開山である無関普門を祀る開山塔の建立を願い出た折に、その庵として創建されました。
応仁の乱で焼失しましたが、慶長7年(1602)、細川幽斎(藤孝)によって再建され、白砂と苔の美しい枯山水の東庭、南北朝時代の古庭の味わいをもつ池泉回遊式の南庭のふたつの庭園が楽しめます。
東庭はもみじが多く秋には錦秋の庭園になります。
次に南庭へと向かいます。
池には睡蓮の花が咲き、庭園に彩りを添えています。
収蔵庫の前には大きな石の手水鉢があり、春にはモリアオガエルが毎年ここで産卵します。
コロナ前には秋の夜間拝観が行われて、ライトアップされた錦秋の枯山水庭園が見れましたが、現在も中止されたままで再開されていません。
また、お堂内の拝観はされておらず、寺宝として長谷川等伯筆の障壁画(重文)を所蔵されていますが、天授庵で公開された事はないと思います。
是非、公開の機会を設けて頂きたいものです。
次に南禅寺本坊を拝観します。