5月15日、北野天満宮宝物館を除き京都非公開文化財特別公開も最終日となりました。







密を避ける為に公開場所毎に期間を変えたり、ずらしたりと古文化保存協会さんも苦心されての開催を思います。

承平年間(931〜937)に堀川七条の地に空也上人により建立された市堂が始まりと伝わります。
空也上人の「一たびも南無阿弥陀仏という人のはちすの上にのぼらぬはなし」との教えに松尾神も大いに感嘆し、松尾大社拝殿の鰐口(わにぐち)を頂き、金を鳴らしながらの"空也上人踊り念仏"の始まりと言われています。


ご本尊は阿弥陀三尊像で鎌倉時代の造立で花山法皇の念持仏と伝わっています。



また、寺宝に「遊行上人縁起絵」(重文)全9巻のうち4巻が伝わっています。

お寺の多い京都でも時宗寺院は少ないですが、最近では時宗寺院御朱印巡りのリーフレットを作成されるなど積極的にされています。