安倍元首相の襲撃事件により死亡しました。
無法な行為は許されるものではありませんし、法治国家としてあってはならないことです。
私は、無法な手段で命を亡くされた安倍元首相に哀悼の意を示します。
安倍元首相の功罪は、国民の世論が分かれるところです。
しかし、どのマスコミの調査でも「国葬反対」が「賛成」を上回っていることは事実です。
森友・加計学園・桜を見る会に見られる「政治の私物化」だけでなく、憲法に反して「安保法制」(戦争法)を多数で強行し、日本が米国と戦争できる仕組みや、秘密保護法、共謀罪など集会の自由や内心の自由を縛る法律をつくりました。
国会議員には、「憲法擁護義務」(99条)があるのにも拘わらず、平然と踏みにじる政治を強行してきたのも事実です。
「国葬」の法律はなく、「閣議決定」という脱法行為で実施しようとしています。
であれば、国葬の意味や実施方法、予算についての国会で明らかにすべきです。
立憲・共産などの(維新を除く)野党は憲法53条に基づき「国会招集」を求めています。
岸田首相は、就任に当たって「私の特技は多くの意見を聞くこと」と自慢していました。
それなら、国会を開いて、野党の質問に真摯に答えるべきではありませんか。
安倍元首相がやってきたように憲法に基づく野党の要求を「無視」して、国会を開かないのでしょうか。