岸田首相は、就任に当たって「自分の特技は人の話を聞くことだ」と国民の前で公言しました。
しかし、それが守られているでしょうか。
国会質疑を通じて国民の不安や疑問の声に耳を傾け、その解消を図ろうとする真摯な姿勢が感じられません。
3日に招集された臨時国会は3日間で、実質審議はおこなわれませんでした。
新型コロナウイルス感染は過去最大を更新し続けています。
ロシアのウクライナな侵攻の長期化は、世界経済に深刻な影響をもたらしています。
日本では、記録的な「円安」が重なり、物価高騰に歯止めがかかっていません。
いずれも、国民の「命と暮らし」に直結する問題です。
これらの問題を、国会で徹底した論議が欠かせないのではないでしょうか。
安倍元首相の「国葬」は、法律に基づかないやり方で強行しようとしています。
共同通信の世論調査では、安倍元首相の「国葬」について、どちらかも含めて反対が53%で、国会の審議は61%が必要だと答えています。
岸田首相は、「国葬」とする理由について、国会で丁寧に説明すべきではないでしょうか。
旧統一教会の関わりは、自民党議員だけでなく、現職の閣僚にも及んで「首のすげ替え」(内閣改造)に着手しました。
岸田首相は、「政治家の立場で説明すべき」と述べ、自民党より個人の責任に矮小化しようとしています。
参院選挙での自民党のポスターには、岸田首相の写真と「決断と実行」のキャッチフレーズが出ていました。
安倍、菅政権は、憲法に基づく野党の「国会召集要求」を拒否し、国会軽視と批判されましたが、岸田政権までが国会審議をないがしろにすれば、「民主主義の危機は深刻になり、岸田政権の行きづまりを感じます。
今日は、米国が長崎に原爆を投下した日です。
私は、投下した「午前11時2分」に黙祷をします。
写真は、議会報告の配布中に見た風景です。