三速
上のバイクは、私がもっているリトルカブです。
よく、郵便屋さんと間違われます。
リトルカブだけではありませんが、カブのようなバイクは50ccでも、いちおう速度が3段階になっています。ギアチェンジってやつです。
ローからセカンド、そしてトップ、とまあなっています。
これは、本を読む、という行為にもあてはまります。
私たちの夏休みは、まとまった研修ができる唯一の貴重な、またとない、これっきりの、1ヶ月です。
私は、45才から2年間無休の大学院生活を送りました。24年分の夏休みといっていました。
はっきりいうと、私の見立てでは、教員は研修する民度にない。
本を読む、それも、系統的に、本格的に読むということができない。
それは、そういう習慣がないからです。
本を読む、という行為はそう簡単なことではありません。
現在、高等学校でも管理職は研修を夏休みにとることをよく思っていません。
「遊んでる」
なんです。それは、私がみてきた30年の教員生活で、否定できない。
その問題はまた別に論じます。
しかしね、他にいつきちんとした勉強ができるのです。普段は、授業があります。私は毎日具体的に授業を新たに作り、あるいは更新し、と毎日明日の準備に追われます。また、生徒のレポを読んだり、成績の更新をしたり、教材の編集をしたり、本当に読書ができないのです。しかし、勉強をしないでどうして、良い授業ができるのです。
私は、県民の皆さんにこのご理解をいただく努力をまだわれわれは十分にしていないと思っています。
それと、なんといっても、それにみあう、授業に対する満足度を私たちが県民の皆さんにお尋ねしていません。
ここでは、そうした問題があることをもちろん含みながら、もし、この夏研修を一生懸命したい、読書をしたい、と考えている人への、私のメッセージです。
いまバイクの3速ということを書きました。
これ、先ほど書きましたが、読書にもいえるのです。
バイクは、けっこう重いです。走り出しには、人間も乗せて、止まっているところから始めるので、力が要ります。
だから、1速(「ロー」といいますが)は、力は出るが、速度は出ないのです。
そうです。読書も、はじめは大変重いのです。
ここをのりきって次の加速の段階へいく力は、「能力」として必要です。「訓練」する必要があります。
体力同様「鍛える」必要があります。精神的なスタミナ、精神的にいかに自分を集中させるか、それは、自分で工夫するしかないのです。
とにかく片っ端から読め
この重たい最初が肝心です。私はまず、いま自分の感性が必要とする本を机にすべて並べます。たとえば、下の通り。
このほかに、私は、『エヴァンゲリオン』をVOL3から見ます。「ワンピース」もなんとかきっかけをつくらないと(どれからみるのかなああ)。『ドラえもん』もみて、『アンパンマン』もみて・・・・・・・
とにかく、はじめは、手当たり次第なんです。本当に集中力を高めるために、自分がいま本当に読めるものを片っ端からみるのです。
英語は、一冊、決めました。このほかに、フランス語と、ドイツ語にあたります。ドイツ語は、ニーチェとフロイトのものですでに少しづつよんでいるもの。フランス語はま、文法書に毛のはえたものを読みます。フランス語はねええ・・・・
とにかく、片っ端から読め!
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