PTAについて書く。がPTAそのものを書くのが目的ではない。学校という組織はさまざまなほころびを見せている。そのほころびのなかで私がもっとも問題だと思い、しかし、どこから手をつけたらよいのか、わからない問題が部活動である。部活動は学校教育の機能を根底で蝕んでいる。いま、高校野球が甲子園で行われている。現在のシステムを変えることなど、この空気ではできない。甲子園大会に出場するチームは文字通り氷山の一角である(このくそ暑い夏にいう言い方としてはイマイチだが)。裾野には一回戦で敗退する野球部がある。そこにも、顧問が貼り付いており、多くは教員が顧問となっている。一年中野球漬けである。その彼らを支える組織としてPTAは存在する。そのPTAである。 . . . 本文を読む