高校公民Blog

高校の公民科(現代社会・政治経済・倫理)教育に関連したBlogです

価値の意味試論

2012-02-20 10:37:58 | 社会科学・哲学
私たちは県に労働を買ってもらうことになる。当然、そこで買ってもらえるかどうか、という篩が存在する。採用試験だ。しかし、採用する側が、また、篩にかけられる。交換という篩にかけられる。それは、県民のニーズ、県民が自らの労働の対価として支払ってくれるかどうか、という対価ということになる。そこで、買ってもらえない、という事態が、愛されていない、という事態が不安として存在すること。ここに、価値の出現がかかっている。 . . . 本文を読む
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ゆとり教育という誤解

2012-02-17 06:10:39 | 教育制度/行政
学校はじつは生徒を中心に考えれば授業なのだ。そして、その授業が本当に社会へとつながる力になるのか、なにより、現在の生徒が本当の意味で積極的にとりくめる生きた力になりうるのか、それは、より生徒が肥えた舌をもつことで、つまり、消費社会らしく皮肉をこめて言えば、ゴミの山を築いて、判明することになる。現在私の勤務校では授業評価を、生徒による授業評価を実行している。非公開であり、やっているかどうかもわからない、中には自分の名前を書いて授業の評価をせよ、という信じられない教員もいるやに生徒から聞いている。確実に学校はゆで蛙なのだ。 . . . 本文を読む
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必履修という義務 2 権利の誕生 その1

2012-02-12 17:17:03 | 教育制度/行政
みなさん、古畑です。みなさんは、コンビニで買い物をしたときに、義務で買い物をしているとお感じになったことがありますか?ところがです。私の母が幼いころ、となりの肉屋さんで買い物をするのがイヤなんですけど、しなくてはならなくて、スーパーへこっそり買い物に行く姿を何度もみていたんです。この風景が今回の主人公です。 . . . 本文を読む
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必履修という義務 1 学習指導要領上の意味 その2

2012-02-08 23:18:03 | 教育制度/行政
「いいですか、権利は義務があるから発生します。ところが、学校には権利者がいないんです。ということは、義務さえないんです。ふふふ、わかりますか?学校は権利と義務という関係以前の社会だってことです、だから、授業料じゃなくて「年貢」(笑)なんです」 . . . 本文を読む
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必履修という義務 1 学習指導要領上の意味 その1

2012-02-07 02:20:17 | 教育制度/行政
現在、高等学校では必履修科目という科目があります。これは、読んで字のごとく、必ず履修しなければいけない科目です。ちなみに、学習指導要領上では、次のようになっています。「すべての生徒に履修させる各教科・科目(以下「必履修教科・科目」という。)は次のとおりとし,その単位数は,第2款の2に標準単位数として示された単位数を下らないものとする。」上の文章をみて、おかしい?!と感じたこと、あるいは、おや?と感じたことがありますか? . . . 本文を読む
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