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高校公民Blog

高校の公民科(現代社会・政治経済・倫理)教育に関連したBlogです

土井隆義――青年期の社会学 ① 

2016-06-30 10:21:46 | ブックレビュー
土井隆義の著作は、高校生を考える上で外せない論点を提供してくれます。 たとえば授業中スマホをやっている姿があります。ま、LINEをはじめとしたSNS、ゲーム、いろいろですが、中心はSNSです。その姿を見て、ただけしからん、とか、いやがらせのように注意したり、とか、果ては体罰という反応まで、その本質は相手にされていない年寄の嫉妬というリアクションには事欠かないわけです。 その姿をどうみるのか? たとえば、土井の著作はすべてここに関係していくのです。土井 隆義(どいたかよし、男性、1960年 - )は、日本の社会学者。筑波大学人文社会系 教授。専門は犯罪社会学、法社会学、逸脱行動論、社会問題論。 . . . 本文を読む
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「高台家の人々」予告

2016-06-26 21:18:52 | 映画・演劇・ドラマ
「「ごくせん」「デカワンコ」などのヒット作で知られる森本梢子が新たに描き下ろし、全国3000店の書店員が選ぶ「NEXTブレイク漫画RANKING BEST50」で第1位に輝いた大人気コミックを実写映画化した『高台家の人々』。 口下手で不器用な“妄想”が大好きなヒロイン・木絵と、人の心が読める“テレパス”のイケメン・エリートの恋を描いた本作は、これまでにないそのユニークな設定で観る者の“妄想”心を刺激しながら、恋愛や人間関係の本質に迫る極上のラブコメディです。 映画の前半ではゾンビやドラキュラから大正時代の人々が登場する木絵の自由過ぎる“妄想”が炸裂し、爆笑の連続! そして後半では特殊能力を持った“テレパス”の光正と彼の妹弟・茂子と和正の苦悩や恋模様に迫り、さらには“高台家”の恋の歴史を紐解きながら、木絵と光正の恋の行方を見つめるロマンチックな展開に。」(サイトより) . . . 本文を読む
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映画「休暇」予告編――死刑制度を考える

2016-06-23 09:17:22 | 政治分野の授業
死刑制度は極めて難解な教材です。その難解さは、私たちが死刑の現場から遠いところにいるところにあります。死刑を廃止する、という課題がむずかしいのは、ここにあります。廃止の必要がなければ何も考える必要はありません。今回は、映画「休暇」を教材として紹介し、あわせてそのほか、授業を考える上での題材を提示してみました。 . . . 本文を読む
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舛添問題に見る日本人が政治家に求める清廉性の正体

2016-06-22 10:49:20 | 政治時事
「舛添問題」に疑念を持っている方はどのくらいいるだろうか。このまえ猪瀬前都知事がいっていたのですが、どれだけ舛添が都知事として仕事をしてきたのか、をまったく議論していない。セコイですよ、ほんとに!でも舛添の政治家としての成果を私たちはどれだけみているのだろうか。それは、政治家がそういうメッセージを私たちに送ってきていないこともあるけど、私たちがそういう要求を政治家にしていない。文句は言う、ぶーたれもする。しかし、責任はというとそこがとてもあやしい。それは、どうも日本社会が市民社会なのか、という問題へ行くようなのだ。今回はビデオニュースドットコムというインターネット番組の紹介を兼ねて、引用した。 . . . 本文を読む
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「64-ロクヨン- 前編/後編」 予告2

2016-06-19 22:07:48 | 映画・演劇・ドラマ
前編後編と2部作となっている映画です。見ごたえ十分の映画です。そこに描かれているのは、月並みな表現ではどのような親子であれ、子を思う親の気持ちは変わらないというものです。それがずっと通底音としてながれていっています。 . . . 本文を読む
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井上達夫・東大教授(2)リベラリズムとは「他者に対する公正さ」

2016-06-18 21:11:12 | ブックレビュー
憲法9条の問題を私は学校の授業でほとんど扱ってきませんでした。それがなぜか、長らく自分でも明示的に表現できなかったのです。井上達夫はそこを解説してくれていると思ったのです。改憲派も護憲派もどちらも私には大した違いがないのではないか。ただ、今回の安倍首相の一連の解釈改憲は、そういう私にも考える必要を迫ってきたように思えました。といっても、私は今年も9条問題について深く生徒のみなさんと考えることはないようなのです。それは、届かないという感覚ですね。この問題を扱っても届かないのです。だったら、もっと深く、そして普段考えることはないが、思考訓練をするうえで大事なことがあるのではないか。たとえばいじめ問題ですね。そういう思いにさせられるのです。さりとて、この問題を考えることは重要です。井上達夫はそのもっとも深いところで、もう少しで生徒に提起できるのではないかと思わせる深さで私に憲法問題を提起してくれたのです。長谷部恭男ともうひとり木村草太も重要で機会を改めて紹介しますが、とりあえず、井上達夫のイントロダクションとして紹介できたらと思い、このブログを立てました。 . . . 本文を読む
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井上達夫・東大教授(1)安保法案議論の不毛、その原因は?

2016-06-16 10:04:06 | ブックレビュー
これは毎日新聞のサイトからの転載です。井上達夫さんは東京大学の法哲学を専攻する教授です。いわゆるリベラルリズムの代表的な思想家です。近著の『リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください--井上達夫の法哲学入門』はインタビュー形式の(井上教授の本は、ちょっとむずかしいんですがこの本は)たいへんわかりやすくよみやすいものになっており、現在ベストセラーとなっています。ぜひ、ご一読を。安保法制についての井上教授の主張は大変重要と考えます。【いのうえ・たつお 1954年、大阪市生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科教授(法哲学専攻)。「共生の作法−−会話としての正義」でサントリー学芸賞、「法という企て」で和辻哲郎文化賞を受賞。近著に「リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください」】 . . . 本文を読む
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田川建三――イエスとはだれか?

2016-06-12 19:35:41 | ブックレビュー
イエスに限らないが、「倫理」の教科書に出てくる人物たちは、ほぼ全員安楽な人生など送っていない。一生逃げ回っていたり、イエスのように処刑されたりと時の権力者から排除されたり、抑圧された人たちが多い。それは、時代にとってとてもヤバいことをいっていたからだ。それは、普通の人には口にすることさえできない、思いもつかない、それを言ったらヤバいという言葉だったのだ。しかし、それは、人が生きる上で、どうしても向かい合わなければいけないこと、人生の肝のような言説だったのだ。そういうことを私たちはイエスから取り出し、伝えることができているのだろうか。イエスはそういう意味で謎に満ちた存在であり、もっともスリリングな存在なはずだ。その緊張をまず私たちが感じ、そして、語ることができるのか、翻訳することができるのか。そこが問題なのだ。 . . . 本文を読む
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柄谷行人 Ⅰ 世界史の構造

2016-06-12 16:15:07 | ブックレビュー
現代社会を読み解く上でのカギを提起し続ける思想家柄谷行人。公民科目だけでなく歴史を読み解く上で極めて大きなヒントを提供する。 . . . 本文を読む
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