私の職場をみることしかできないので、私の教育現場、高校という教育現場をみるかぎりでしかいえないのですが、どうみても、現在供給されている高校の授業が時代のニーズにはまったく沿っていないのではないかと思わざるを得ないのです。日本の高等学校で先端の高校生の頭脳が集まる学校といえば進学校でしょうけど、けっきょく中心は詰め込みの受験勉強をしているわけです。受験勉強が何がまずいかといって、受験勉強をやっているかぎり、まずしない行為が
「自分で問いを立てる」
という行為なんですね。これがまったくないのです。
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●このコーナーは公民の課題研究を受講されている藤浪朋子さんのコーナーです。藤浪さんは二年前に僕の『現代社会』の授業を受けられました。考えてみれば僕の4単位の『現代社会』の最後の受講生でした。
●藤浪さんとは、それ以来あまり会話をしていないので、僕としてはじっくり聞き役をしたいと思っています。
●この課題研究という授業は、けっきょく受講生のみなさんに文章を書いていただくのですが、僕は、そんなにむ . . . 本文を読む
●このコーナーは、Mさんのコーナーです。Mさんは、実名で入れますか?との僕の問いにしばらくはMでいきますということでした。そこで「Mさん」です。そのMさんは去年僕の『倫理』を受講されました。で、ご本人いわく、少し人間の心を探索してみたいということで、今年、課題研究をとられました。
●僕はMさんに、漱石をご紹介しました。ご紹介するほど僕も漱石をちゃんと読んでいるわけではありませんが、お話をうかがっ . . . 本文を読む
●海野さんは静岡中央高校のCコース、つまり、夜間のコースに在籍されています。中学時代は大変な不良(?)だったようで、そのお話は私のような健全なエリート(?)中学生だった人間には想像さえできないような世界です。現在は運送業にお勤めで、お仕事を終えられたあと、学校へと通われています。
●今回は、海野さんが課題研究のレポートをお書きになられる一助になればと、私がこのBlogで対話のお相手を勤めさせてい . . . 本文を読む