現在、農業が注目されていますね。何も東国原知事だけではありません。地方が地方の個別性の局地、その自然条件の中でそこだけしかできない自然を見つめ、独自の産物をつくるということが少しづつ成功物語をつくりつつあります。単に、受験勉強をして、金太郎飴のような問題集読解能力しかない、つまり、たんに、「・・・大学」に所属したという個別性のない能力がどういう運命を辿っているかは、たとえば、城繁幸の「若者はなぜ3年で辞めるのか」をお読みになられると理解できると思います。そこには、たんなる奴隷労働しか残っていないのです。 . . . 本文を読む
■私たちは、まっさらな板を前にし、彫刻刀で一本一本筋を入れていったとき、事前と事後の板の変化の中に私たちの労働の成果を確認できます。「これがオレの能力だ!」と。では、英語力の場合はどうでしょうか?事前の生徒と事後の生徒で、私たちはその成果を確認できるのでしょうか?個別なら別ですよ。集団として、私たちが、成果を確認することはできません。それは、そのくらい、集団としての英語教育が構造に支配されている。ある意味で、カルヴァニズムの予定説ではありませんが、結果が決定されているからなのです。■その中で、自由の余地は何なのか?それは、サルトルばりにいうなら、選択の帰結でしかない、その帰結を左右する効用だ、というのが、私の結論です。で、その測定ができるのは、学年制の学校ではありません。単位制というシステムしかない、というのが、私の結論ですね。 . . . 本文を読む
学校は生徒の真水の学力にもあるべき学力像にも無関心です。それは、根幹となる人事が中央統制である以上避けられないのです。この生徒不在という根幹の問題が解決されるためには、同義反復のようですが、生徒が存在する評価システムにするよりないのです。そうしたとき、県単位で中央統制で人事をするという不可解が不可解として浮上することになるのです。では、単に校長に人事権を与えればいいという問題になるのでしょうか?ここにきめ細かい解析が必要なのです。
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近代社会のひとつの原則は責任倫理、つまり、出た結果に対して責任をもつという原則なんです。ふつう、学年制では、その責任がきわめて不明確なんです。なぜなら、学年制とは、共同体が責任を負う、といえばきこえがいいんですけど、だれも責任をとる必要がないシステムなんです。その責任を根底で剥奪しているのが、市場性の脱落という構造なんです。 . . . 本文を読む
「バカ」
って問題がありますね。
学校は「バカ」に場所を提供していません。バカは勉強しないでしょ?
なんでか?
勉強をしないではない、できない、させない、と考えたとき、不平等の問題が浮上しますね。ルソー的な水準です。運動音痴、ホンモノの音痴、おちこぼれ、こういう人間たちにとって、それらの行為をすることの意味は何なのか?私はまだ、それを問題にしきれていませんね。
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私には、
「あのいじめがあったなんて」
なんて考えられませんね。いじめは見えます。十代のガキがいくら隠れてやっても、まずいじめは発覚します。そして、その上で対策はきわめて難解なものなのです。研究し、制度をいかに変えていくかを考えねばならぬのです。
しかし、頭の悪い管理職はちまちました風評でしか動かない。
あるはずのものをあってはならない、とし、あったら自分の責任として見て見ぬふりをするだけなのです。
ここに深刻ないじめの内外価格差が存在するのです。
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現在は、
同一労働で、同一賃金
を払っていません。そういう差別選別をしたうえで、年寄りの法外な給料を維持しているのです。年寄りの授業やその他の活動の評価を一切せずにです。
しかし、それは、持続不能です。
ゆくも戻るも地獄です。
グローバリズムという妖怪を研究するのです。それ以外にない。何もしないでたださぼっていたらただ自分のお墓を掘るだけです。
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「一つだって大変なのだ。一つだけをもつシステムをもつのだ。そして、顧客満足度を高めるのだ。置き換え不能な自分になるのだ。」
私はもう、理屈でこれを言っても無駄だと考えている。未熟練工、それも未熟練を威張るバカものを消すための教員評価を支持する!そうでもしなければ、まちがいなく、この職場は年収200万円に落とされる。
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松井選手をみてみましょう。松井は、おそらくもっとも能力としてすぐれた年代に達したFA権獲得とともに、巨人軍を後にしたのです。そうです。松井には、巨人軍が最後の物語ではなかったのです。松坂選手もそうですね。西武も立派なパリーグの老舗球団でしょ?しかし、彼は、FA権の獲得とともに、西武を後にしました。東京症候群の終わりをおそらくこの二人は決定づけたと僕は思います。野茂英雄が空けた穴を、イチローがさらに大きな穴とし、ついにこの二人はもう戻ることの出来ないルートを開けはなったのです。
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