登山メモ

酒飲みの登山メモ

2021年10月24日山登りの教訓

2021年10月24日 | 日記
15年くらいいろいろ山を歩いてきたが、今は体の回復を図っている時期。
そこで今までの登山での、失敗事例を回想してみた。
直接的な影響は「雲取新道」での死亡事故。登りでの遭難だったようだが
基本そこまで行く場所でないと思う。
私は近くで転倒したことがある。転落していたらそのまま死亡していた
かもしれないが、藪に助けられた。
思えば遭難事故には、多く対面している。
一番衝撃的だったのは「穂高ザイゼンロード転落遭難」
登山中大音響で落石かと避難の後、雪渓脇に横たわる遭難者発見。
そのまま連絡し、登頂したが「なんで?}とは今も思う。
そんな気持ちがあるので、私も含め山登りの安全について述べていく。

転倒・転落の確率は下りが高い。登りは、足元をしっかり確認でき
両手も確保しやすいので、岩場でも、しっかり「3点支持」を
こころえていけば大丈夫。
但し基本は、両足の確保、腕力に頼ってはいけない。兎に角足元確保。
下りも同様。私は元々下りが苦手なので、じっくり足元確保して下る。
登山地図で登りと下りの時間が極端に違うところは、登りの時間に合わせて
下る意識。まあ慣れた人が軽快にしっかりバランスとって降りていくのは
うらやましいが、自分の技量・体力ではしかたがない。

「道迷い」何度も経験している。2度ほど本筋の迷うところでない所で
迷っている登山者に影響され、確認するのに時間ロスして、えらい目に
あったこともある。
まあそれは論外にしても、一番の迷う要因は、「印」の見落とし。
見落とした先は、大体歩けそうな道や足跡があることが多い。
変だと思ったら引き返すこと。特に下りは、先に行くほど分からなくなる。
不安になったら、荷を見やすいところに置いて、紐などで、自分の行動跡に
印をつけて付近を探索することもあり。
一旦落ち着き、地図を確認しつつ最終的には安全な所まで戻って
再考されたい。
低山は特に迷い事故が多い。地図・コンパス・ヘッドランプ・雨具は必携。
元気な子供は特に注意。目の見えない先に行かせるのは絶対に避けること。

グループで行動する初心者の中には、全てお任せで、どこに行くかもよく理解
していない人もいる。
リーダーは、行くルート・注意ポイントを周知徹底するとともに、
サポートメンバーの役割分担を明確にし、先走りと遅れる人の監視を心がけること。
自分が張り切って戦闘をガンガン登って行ったりしたら最悪。
まあエキスパートの集団には何も言えないが、グループ外れた方の
ケアは事故の防止の基本。
実際先行した初心者が、行先(滞留場所)も分からずグループからはぐれ、
救助隊派遣のはめに陥った場面に、遭遇したこともある。

単独行
 私は、ほとんど単独で登山していた。自分の都合・気分だけで行動でき
 ほかの人に注意・気を遣うこともなく、全て自己責任。
 自分のペースで、山を楽しめる。ずっと誰にも会わない山旅は最高。
 一人テントを張り、星空を眺め、鹿の足音を感じながら眠る。
 周りは誰もいない。
 そんな歩きがすきです。
 当然遭難しても、誰もたすけてくれない。行方不明でそのままの可能性も
 高い。
 山に入る時はそれなりの覚悟で入る。だめだと思ったらさっさと撤退。
 当然「入山届」は出しておくが、それなりの覚悟と準備をもって単独行
 されたい。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする