KDDIでも全国的な通信障害 戦争・災害多発時代こそ電気・通信の防衛は重要!
2022.07.02(liverty web)
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画像: Koshiro K / Shutterstock.com
《ニュース》
携帯大手KDDIで2日未明から、全国的な通信障害が発生し、大きな混乱を呼んでいます。
《詳細》
同社は2日の午前1時35分頃より、全国で携帯電話の音声通信とインターネット通信などが繋がりにくい状況になっていると発表。原因の特定と復旧を急いでいます(2日12時時点)。
KDDIの回線は、「au」のみならず「UQモバイル」「povo」といったいわゆる格安携帯ブランドが利用しており、3ブランドの2022年3月時点の契約数は法人も含めて6210万以上。広範囲に影響が出ていると思われます。
ネット上では「電話ができない」「外出できない」「仕事に支障が出ている」といった声が相次いでいます。
通信障害による影響は、広い分野に及んでいます。
気象庁は、気温や降水量を観測するアメダスのデータが一部配信できなくなっていると発表。観測データを配信している「気象業務支援センター」によれば、全国1300カ所あるアメダス観測所のうち、約450カ所でデータ配信できない状況になっているとのことです(2日9時時点)。
宅配大手のヤマトホールディングスは、利用者が配送状況を確認したり、ドライバーが利用者に連絡したりすることが難しくなり、混乱を呼んでいるとしています。日本航空(JAL)は羽田空港や成田空港において、au回線を使っていたスタッフ用無線が使えず、回線を切り換えるなど対応に追われたとのことです。
119番などの緊急通報に影響するとして、固定電話や公衆電話の利用を呼び掛ける自治体もあります。