【都知事選】七海ひろこ最後の訴え 全文
2016.07.30(liverty web)
東京都知事選は30日、選挙戦の最終日を迎えた。幸福実現党公認候補の七海ひろこ氏は、東京の品川駅前で、最後の訴えを行った。
以下に、約30分にわたる、声に出して読みたい演説の全文を紹介する。
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品川駅、ご利用中の皆様、お集まりいただいた皆様、横断歩道で顔を向けて下さり、そして、駅から足をお止め下さっている皆様、そしてニコニコ生放送で見ている皆様、そしてこの中継。皆様、本当に、本当にありがとうございます。
そして、日本だけではなく、海外各国の中から見て下さっている皆様も、本当にありがとうございます。今回の東京都知事選挙、立候補させていただいております、幸福実現党の七海ひろこ、七海ひろこと申します。どうぞよろしくお願い申し上げます。
東京に眠る可能性を引き出し、世界でNo.1に輝かせる
七海ひろこ、今回の東京都知事選挙、本気の覚悟で出馬させていただいております。
東京の築地で生まれて、学生時代、そして社会人時代と大学時代、田町でも、少し神奈川の方でも過ごさせていただきました。
渋谷で遊び、池袋で遊び、品川で買い物をし、本当にこの山の手線の各駅一つひとつにも、そしていろんな街にも、そして多摩のほうの色んな所、西東京(にも行かせていただきました)。
さまざまに離島は行ったことがなくて、でもイルカに会いに行くのが、私のずっと夢でした。これが終わったら絶対に行きます。
そして、この東京。たくさんの思い出があり、たくさんの人生を教えてくれた、この東京。私は、もっとこの東京に眠る一人ひとりの可能性を(信じています)。この東京の街のインフラをもっと豊かにしたら、この東京は世界で、No.1に輝ける。そのような確信を持たせていただいておりました。
オリンピックを控えるこの4年間に責任を持ちたい
旅行や出張において、海外で30カ国以上の国々、地域を回ってまいりました。国の数でそれぐらい。行った回数でいったら、もうパスポートはぎっしり。数えることはできません。
この日本の素晴らしさを教えて下さった、海外の一つひとつの国々。そして、日本という国にもっと必要なことがあると教えてくれた、海外の一つひとつの国にも、そこで出会った皆様にも、感謝の気持ちでいっぱいでございます。
この31歳ではございます。しかし、この31年間、言葉にはできないくらいたくさんの経験をさせていただいてきました。
31歳ではございますが、この1300万人もの方々がいらっしゃるこの東京都。そして、日本経済の5分の1、100兆円というGDP、お金を稼ぎ出している、この東京。
「自分は東京都知事になっていいのだろうか」「私はその責任を本当に担えるのだろうか」
そのような自問自答を一晩繰り返し、そして、今この4年間。決して七海ひろこが50歳、60歳、70歳になったときではなくて、オリンピック、パラリンピックを迎える、それを控えているこの4年間に、本当に責任を持ちたい――。
そのような思いで、今回多くの皆様にお支えいただき、立候補させていただきました。本当にありがとうございます。
主要3候補以外の18人に割かれた報道時間は2、3%
この短い期間の中に、選挙戦の間に、たくさんの出会いをいただきました。
初めて七海ひろこを知って下さった皆様が、インターネットの中で、そしてさまざまな形で、私の存在を皆様にお伝え下さいました。ニコニコ生放送を見てくださっている方もそう。そして、さまざまな街で出会った皆様が、そのお一人ひとりでいらっしゃいます。
この都知事選、21人の候補者の方々が出ておりました。しかし、長い時間主要3候補と呼ばれ、私たちの存在がメディアに出ることはほとんどないまま、ほんの2%、3%の時間を18人で分け合いながら、ほとんど皆様に知られることなく過ごしてまいりました。
そんな中でも、七海ひろこがいるということを知って、ツイッターを見て、街に応援に来て下さった皆様お一人お一人にも、改めて感謝の気持ちをお伝えします。本当にありがとうございます。
31歳ではございますが、今、たくさんの方々にお支えをいただいております。そして「今こそ若い力がこの東京都政に必要」「今こそ若い人にこの東京の都政を担ってほしい」。そのようなお声をたくさんの数え切れない方々にいただいてまいりました。
もうこの皆様のお気持ちに、「この東京都政を、日本の政治そのものにどうか風穴を開けてほしい」。そんな皆様のお気持ちに私は答えていきたいと思っております。
改めてこの七海ひろこ、この東京を世界においてNO.1にする政策をお伝えさせていただきたいと思います。
さあ皆様、心をわくわくさせて心の中にたくさんのイメージを描きながら聞いてください。今私たちが描く心の中のビジョンが、後数年後、数十年後にやってくる未来です。私たちがつくっていく未来です。さあ準備はいいですか。
税金を安くし民間のパワーを全開に
七海ひろこは、「経済的にも精神的にも、世界一リッチな都市、東京」を実現致します。
この世界一リッチが意味しているところは何か。基本的な方針は税金を安くするということでございます。
そう、皆様のご近所にも、皆様ご自身も、相続税でお悩みの方、多いんじゃないかと思います。そしてたくさんの方々が、この消費税に苦しまれていたんじゃないかと思います。
「消費税を下げますから、是非応援してください」。このようにお願いしていた参院選の時、ある方から言われたことが忘れられません。
「私たちは消費税だってもう払えないんだよ。滞納しているんだよ。この店の大変さがあんた分かるか」。そう言われた時の、そのお声が忘れられません。
日本のこの政治が、一つひとつの政策が、この日本中の、そして都民一人ひとりの生き死にを、経済の生き死にを預かっている――。
そう思うと、「その政策一つひとつに命をかけて責任を持って、決断をしてまいりたい」。そう思ったものでございます。税金が高くて、私たち苦しんでおります。その税金、本当はもっと安くしたら、一人ひとりの民間パワーが全開となって、そして私たちの経済はもっともっと動き出してまいります。
消費税、固定資産税、相続税を下げて、そして2年半後に日本という国が消費税10%になるとしても、その時もうオリンピックは直前。日本が沈没するにはいかないのでございます。
だからこそ、私は東京都知事に皆様の力で押し上げていただき、この日本の経済、景気変動の影響を受けやすい、その東京の経済において、東京都の財源を守るためにも、そして一つひとつの商店様を守るためにも、一人ひとりのお給料も、お小遣いも守る、さらに増やしていくために、「消費税5%特区構想」を実現させていきたいと思っております。ありがとうございます。
東京のがんじがらめの規制を撤廃する
そして2つ目の「東京No.1宣言」でございます。それは「ご家族様でもお一人様でも世界一育てやすい、住みやすい都市東京の実現」でございます。
東京には、たくさんの、たくさんの夢がございます。ここでその基本的な方向性の一つをお伝えさせていただきたいと存じます。それがこの東京都において、たくさんあるがんじがらめの規制を撤廃し、とっぱらっていくということでございます。
規制を撤廃していく。それが一体どんな意味をもたらすのか。私たち一人ひとりにとってどんないいことがあるのか。2つまずお伝えさせていただきます。
縦割り行政をぶち壊し、幼稚園と保育園を一体化させる
まず一つ目は、この東京都において、とっても大事な問題。待機児童の問題でございます。
8千人以上、そして、1万数千、2万とも言われる潜在待機児童の方がいらっしゃるというこの問題。東京都において今、喫緊の課題でございます。これを七海ひろこは規制を緩和することによって。
今皆様はご存じですか。私も勉強させていただいて知りました。この東京というものの保育。実は東京都頑張って保育園を増やしてくださっています。しかし働く女性がそれ以上にもっともっと増えているからこそ、保育園が足りなくなっているのでございます。
女性の方はもっとこの力を全開にして働きたいと思っています。この日本の働く女性の力が全開になったら、この東京、すさまじいことになります。
そんな東京をつくっていくためには、保育園は厚生労働省さん、そして幼稚園はまだ子供の入る余地が残ります。しかしこの幼稚園は文部科学省さん。この縦割り行政の中で、実はこの幼稚園と保育を一体化させることさえも難しくなっている。この縦割り行政、見えない壁なんてぶち壊して、ここを一体化させていきたいと思っています。
許認可行政から届け出制にし、民間の参入障壁を無くす
そして今は、書類を届けてお役人の皆様がOKを下さったら、その事業を始められるという許認可行政と言われております。これを届け出制にすることによって、さまざまな民間の方々もここに参入できるようにさせていただきたい。
命の安全は絶対に担保して、それ以外のところではたくさんの方々にこの事業に参入いただき、それによって、働く女性たち、すべて子育て世代のご家庭にとっての選択肢を増やしてまいりたいと思っております。
そして、保育にだけ使える、そのようなクーポン。バウチャーと申します。そのような形の支援も考えております。
待機児童の問題だけが子育ての難しさではございません。子供が産めるかどうかという不妊治療の段階。そして妊娠が分かって出産をするまで。その部分の支援も含めて、七海ひろこ、東京都においてさせていただきたいと思っております。
容積率を緩和し、災害に強い超高層都市を実現する
規制緩和をして、もう一つ実現したいことがございます。それは東京という街。実は皆様、私たちの空、真っ暗になって隅田川では花火が上がっていることでしょう。日本の風物詩、隅田川の花火、江戸っ子の粋でございます。
さあこの空にも見えないがんじがらめの壁が、規制の壁が網がございます。それは容積率と言われるものでございます。
容積率というのは、「この地域には何階までしか建ててはいけない」。そんな規制、昔の規制、実はあまり根拠がないと言われております。
規制をとっぱらっていくことによって、この東京においてたくさんの高い高層ビルをつくらせていただき、それによって何が実現するか。
まず一つ、この東京、皆様、何が怖いって税金もあるけど、地震怖いですよね。この地震が来ても、震度6が来ても7が来ても、びくともしない。その強い防災都市を、(最新技術による)超高層都市を実現することによって、この防災都市、実現していきたいと思っております。
今この建築技術は世界最高峰。この日本の技術をもってしたら、地震が来ても、揺れない、耐震性、免震性がある、そのようなビルができます。これが実は、最新のビルでございます。
この東京には、たくさんの木造の建物が、昔のビルがございます。そのようなビルやお家が、実は、地震や火事が来た時に危ないのでございます。ここの建て替えを進めさせていただきたい。そのように思っております。
高層ビルは現代の避難所・福祉政策でもある
そして、その高いビル、実は現代の避難所でございます。何かがあったらそこに逃げ込める。
その現代のビル、その高層都市の中から、私たちに安くて広い家が供給されます。隅田川の花火も、目線の高さで見える。スカイツリーも東京タワーも見下ろす。そんな未来が、私たちのもうすぐ先に来ています。
そして、この高層ビルの中には、幼稚園、保育園、そして高齢の方が住まわれる施設、そうした様々な施設があることによって、この防災都市は、実は、すでに福祉政策ともなっているのでございます。
この東京の経済を回らせることによって、お金を生み出し、財源を生み出し、このような都市を実現しながら、家族でも、一人でも、安心してこの街を、東京中を移動できるように、全ての駅に、全ての出口に、エスカレーター、エレベーターを設置させていただき、授乳場、レストラン、託児所を設置していきます。
また、ほんの少しの数センチでも、車いす、ベビーカーにとっては本当に大変です。少しの段差もないような、人にやさしい、バリアフリーの都市を実現したいと思っております。
東京の24時間化
さあいよいよ、最後です。「東京No.1宣言」、3つ目は、「24時間ときめくことのできる都市、東京の実現」でございます。
24時間電車が動き、バスが動き、世界の人がいつでも来る。24時間人の目があるから実は安全。そしてこの安全を守るために、たくさんの民間の警備会社の方が動き、都庁の職員も動く。そうして24時間動き出す町は、実は、世界で一番安全な街へとなっていくのでございます。
未来のために財産を残す
実はこの東京の空から、そして私たちのまだ(実現して)ない新しいアイデアから、これから生まれてくる10代20代の新しい力から、何もないところから、富を、お金を生み出してくる(そんな)政策でございます。
子供のころに、ある大人が教えてくれました。
「この街を見てごらん。電線があるだろう。この電線は、昔の人たちが一生懸命働いて払ってくれた税金で、この電線はあるんだよ。すべてのインフラと言うのは、昔の人たちが、働いてくれた、そのおかげであるんだ。だから今を生きる私たちは、一生懸命働いて、未来のために財産を残していくんだよ」。
そう、教えてくれた大人に、本当に今感謝をしております。ありがとうございます。
私は今、この東京から、このような精神を持った一人ひとりを出していきたい。そのように思って、教育からすべてのこの国防から、経済、様々な分野において、政策を出させていただいております。
あのホリエモンさんといわれる、堀江貴文さんも、その都知事選を語る記事の中で、「幸福実現党の七海ひろこさん、まともなことを言っている」と書いてくださっています。ありがとうございます。見る人が見ればわかる、この政策でございます。
「政党も組織もない」という女性候補は嘘八百
主要3候補と言われている方々がいらっしゃいます。そのなかのお一人、ある女性、七海ひろこの倍の人生を生きていらっしゃる女性は、「政党もない、組織もない、だから自分を応援してくれ」と言われています。
しかし、そんなのは嘘八百でございます。その方は、自民党から離党することもなく、それだけの選挙活動を支えているのは、自民党の方々です。そんな嘘八百のことを平気で言える方を、政治家に、この都知事にするわけにはいかないのでございます。
私は、この東京を本当に、この東京都、政治に若者が夢を語れる。本当に信じられる政治をつくっていきたい。そのように思っております。
赤字をつくった"知事の実績"じゃしょうがない
そして、主要3候補と言われる方々の中には、ある県で知事をされている方もいらっしゃる。その方は、その知事時代に、大きな赤字を作った方でございます。実績といっても、赤字をつくっていたらしょうがない!
新しい選択、七海ひろこに、お託しいただきたい。
そしてもう、話に出すまでもないけれども、ある元ジャーナリストの方もいらっしゃるようでございます。でもその方は、この日本の国防を、日本の東京が置かれている国際政治の状況、何もご存知ない。このような方が、一票でも多く入ることは、都民の恥でございます!
若さは謙虚さでもある
みなさん、どうかみなさん、この31歳、若い力でございます。今この東京都、変えていくのは、この新しい力、この30代の東京都知事というものが、誕生することによって、10代、20代、30代の、いや40代の、可能性のある私たちの力を全開にしていこうではありませんか。
この日本にある東京は、見えない透明なガラスの壁を、私は、この若さと、この斬新な発想を持った、女性パワーで、突き破っていきたいと思っております。
七海ひろこ、この若さは、謙虚さでもございます。多くの方々のお声に耳を傾けながら、この都政に携わってまいりたい。この東京と言う街を作ってきてくださった、すべてのみなさまと、全ての都道府県のみなさまと、この東京をつくってまいりたいと思ってございます。
東京No.1で日本全体がNo.1に
「この東京が、そんなに一極集中で世界のナンバーワンになったら、地方はどうなるんだ、取り残されるんじゃないか」。そんなお声が聞こえることもございます。ところがどっこい!
この東京が世界でナンバーワンになることによって、実は、日本経済、この地方のすべての島の隅々までも、日本全体が、世界でナンバーワンになっていく。そんなグランドデザインを描いております。
この政策に、自信がございます。そして、七海ひろこ、出馬をした志に、自信がございます。七海ひろこ、この東京の可能性を信じるこの心に自信がございます。
そして、七海ひろこは、この東京にいらっしゃる、そして日本にいらっしゃる、世界中にいらっしゃる、全ての人の、一人一人が、魂の力を、本当の力を、開花させる、全開することができたら、この東京は、世界の中心となって、この地球全体をも、実は最高に輝かせていける、そのぐらいの大きな夢を持っているのでございます。
七海ひろこ、本気の覚悟で、立ち上がっております。もう、ここまで多くの方々に応援いただいたら、自分の人生はもう、この東京都のために、日本のためにささげたい。今そのように、本気で思っております。
どうかみなさん、都知事選への一票、大切な一票を、七海ひろこにお託しください。人生初めての一票も、七海ひろこにお託しください。そしてみなさんと一緒に、東京パワーを全開、民間パワーを全開、都庁の職員、公務員のすべてのパワーを全開にして、この東京、世界における、ニューヨーク、ロンドン、パリを抜いて、この東京、世界でナンバーワンの都市に、必ずしていこうではありませんか!
ありがとうございます!ありがとうございます!
七海ひろこ、幸福実現党の七海ひろこでございました。感謝をこめて。七海ひろこでございました。ありがとうございました。
(以上)
【関連サイト】
七海ひろこ公式サイト
http://nanami-hiroko.net/
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