日テレ系列、年に一度のビッグイベント。
「24時間テレビ・愛は地球を救う」
嫌いな番組ではない。番組自体には、意味はあると思う。
ただ、最近の番組の作り方には、意味はあるんだろか?と疑問を抱く。
昔は、海外の難民のこと、障害と闘っている人のことを中心にした番組作りで、今よりエンターテイメント性には欠けていたが、見ていて「募金しなきゃ」と思ったものだ。
が、ここ十数年の番組作り、ちょっとおかしい。
海外の難民が、この番組により豊かになったから?
そんなわけない。
国内の障害のある人が、この番組により救われたから?
足りているわけがない。
結局は、テレビ番組としての視聴率主義が働いてしまう。
なぜに毎年、「福祉」などに関係があるとは思えない芸能人が、メインパーソナリティーなの?
なぜに毎年、「24時間マラソン」をするの?
なぜに毎年、作られた感動を放映し、人々を無理矢理感動させようとするの?
なぜに毎年、最後は「♪負けないで」なの?
本来は、こんな番組ではなかったはず。
自分のささやかな姿勢で、世界の恵まれない人達や、障害のある方々たちへ、役に立てる協力をしたいと思う気持ちは強く持っている。だから募金はする。
だけど、この番組作りはどうなんだ?
明日、ギャラをもらって来ているのかどうか知らんが、芸能人が武道館に集まり、無意味に歌を歌い続け、最後は某芸人のマラソンゴールを願って、「負けないで」をエンドレス。
ゴールすることで、視聴者の感動を誘う。そして、クライマックス、「サライ」大合唱。
そりゃ、感動するだろ!!24時間走った人が無事ゴールすれば。
だから何なんだ?日本国中の感動を引き出すために、走らせてるのかい?
その他の企画も、そんな無意味な挑戦系の企画が多い。
そんな方法でしか、「感動」を引き出す番組を作れないの?
もう、こんな作りの番組はいらない。この番組は、年に一度、真の「福祉」について考えることができる番組であればいい。
原点に戻ってくれ!24時間テレビ。