先週の一週間の夏休みの間に一冊の本を読んだ。
爆笑問題の戦争論
歴史上、日本が関わってきた諸外国との戦争(日清戦争~太平洋戦争)について、漫才コンビ爆笑問題なりの切り口で書かれている本。
8月15日は、太平洋戦争の終戦日。
タイミングもちょうど合うので、敢えてこの時期に買って読んでみた。特に第二次大戦のことを詳しく知りたくて。
小泉首相が靖国神社を参拝し続けたことが、国内はもちろん近隣諸国で大きな議論となっている。
自分の世代の人間で、それがなぜかをきちんと語れる人は、ほとんどいないだろう。
それは、この戦争について我々は学校教育上で、起こった事の全てを学んでいないから。それに反し、近隣諸国では起こった事実は全て学んでいるであろうと思われ、それ以上に感情論を含んだ教育がされていると推測される。
でも、この話だけは、教えてもらってないから知らないではいけないと思う。
少なくても、日本は近隣諸国に未だに反感を持たれるようなことをしていたらしい。もちろん当時は「日本の正義」で行っていたことで、批判されるのがおかしいことなのかもしれない。ただ、そういうことを含め、当時起こった事を少しでも知ろうとする努力はしないと。
この本を評価する人の多くは、「日本の悪」を中心に論じる従来の史観に沿ったもので、読むに値しないというものが多い。
それでも、読んでみて良かった。そんな評論もできないほど、我々は当時起こった事を知らなすぎる。
暑い8月。終戦記念日のある8月。
せめて、この時期だけでも、戦争について考えたいものだ。