Good Luck !

2006年6月5日開始
北海道札幌市
日々、家族の幸せを願いつつ生きる50歳

1日遅れの「夏」の終わり

2006年08月21日 21時07分18秒 | 高校野球

第88回全国高校野球選手権大会・決勝(再試合)

駒大苫小牧 3-4 早稲田実業

球史に残る決勝戦に、勝敗がついた。

両校の今日の試合について、コメントすることはない。

昨日の試合が全てなので。

 

そうは思っても・・・

試合後のキャプテン本間篤史の涙、それをなぐさめるエース田中。

そんな田中将大も見せた閉会式での一粒の涙。

そして若き名将、香田誉士史が閉会式の間、ずっと流していた涙。

負けちゃったか・・・

胸が熱くなった。

このチームには、他のチームが経験していない「余計」な歴史がある。

その屈辱への思い、三連覇へのプレッシャー。

そんな中、本当に良くやったと思う。

あらためて

夏の仲間にありがとう

 

ところで・・・

昨日も言ったけど、決勝戦の延長15回引き分けは両校優勝にならないもんだろうか?お互いが死力を尽くして戦った上での、引き分けなんだから。

決勝に進出してくるチームは、最低4試合以上消化してきている。特に決勝に向けては連戦というチームもあるわけで。

そんな疲労の中で、最後の力を振り絞り決勝戦を戦うのに、その決勝戦が延長15回で決着つかない場合、休養日もなく再試合というのは、どうなんだろう?と思う。

彼らは高校卒業後も、プロ・社会人・大学で野球を続けるという人が多いはず。野球選手として、むしろ高校時代より大事な人生を先に控え、まだ伸びしろがある年代に、肉体的な無理を強いる必要があるのだろうか?

予選から全てトーナメント戦であるため、どうしても勝ち上がりを決めなければならないということは仕方ないと思うが、甲子園の決勝戦は必ずしも唯一の勝者を決める必要はないはず。

過去の歴史もあるかもしれないが、その辺は考えてもいいと思うのだが・・・

「感動」の裏に、「犠牲」がないのか?

そこをしっかり見極める必要が、関係者にはあるのでは?