あれから一週間。
インターネットのサイトや専門誌でT社の車、H社の車について調べる。
実は、先週行ったH社のディーラーは、家の近くのディーラーで、特に繋がりはない店。
(利用しちゃってゴメン)
今乗っている車を買った時の営業マンのいるH社の店に行く。
到着するなり、店内から出て来て迎えてくれる営業マン。
「お世話になってま~す」
自分より、年下。いつもキメ細かな対応、配慮をしてくれ、すごく信頼している。
H社の車について、詳しい説明を受け、試乗車にも乗せてもらう。
「他に検討されてる車はどこの車なんですか?」
「T社のCです」
「あー、あれカッコイイですモンねー」
さりげなくH社の車の良いところをアピールする彼。でも、「なんとしても、買ってもらいたい!」を表し過ぎではない、適度なアピール。
店に戻り、車に対する希望などいろんな事を話す。
付き合いも5年近くになる。話も盛り上がる。
見積もりをもらい店を出る。
「ありがとうございましたー」
車が見えなくなるまで、頭を下げている彼。いつものことだが、感心。
車内で嫁と話す。
「どっちがいい?俺はH社のSかな」
「うん、いいよ。乗り心地良かったよ」
決定
あとは、詳細を詰めて彼に連絡しよう。明日また行こうかな。
帰宅して2時間後・・・
「先ほどはありがとうございました!」
彼が自宅にやってきた。
自分は不在だったのだが、対応した嫁。
「T社の車と比べどんな感じですか?」
「まだ、結論出てないんです」
(自分がいないので、内定を伝えれない彼女)
「所長と相談し、先ほどの見積りより、値段下げさせていただけるかと思います」
「わかりました。伝えておきます」
帰宅後、店に電話。
「明日、また行っていいですか?」
「どうぞ。お待ちしてます」
気持ちもスッキリ。明日彼に、「またお世話になります」と言って来るつもり。