森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

ポーの一族「青のパンドラ」vol.3

2022-09-01 10:10:14 | 漫画・マンガ・まんが

今日から9月ですね。

諸々と頑張りたいと、ついたちと言う言葉マジックで、そう思っています。

※      ※

8月の終わり(30日)。

まだまだ夏そのものの陽気。それでうっかりしてましたが(いつもいろいろな理由でうっかりします。)、雑誌の世界では早くも10月なのでした。

たまたま本屋さんのあるモールで友人とランチでしたので、帰りに買い求めてきました。

 

 

昔、「ポーの一族」は「ゴシック・ホラー」と言われていましたね。

ああ、その「ゴシック・ホラー」という響きを聞いただけで、胸がキューンとなりました。

エドガーの兄弟たちの生き様や、シーラの衣装、アランが人間だった時の制服。なんだか脈絡なく様々なもの幻影が、脳内を通り過ぎて行ったからです。

 

時は現代。

だけれど大老ポーが話のメインに躍り出てから、その「ゴシック・ホラー」的な雰囲気がまた濃くなってきたように思いました。

霧の中、影の道を通ってベニスからヨークに向かおうと言う一行。

馬車に驚くファルカは、現代なのだからせめて自動車でとか言うのですが、そこで大老は現代科学に対してニーチェの言葉「神は死んだ」を引用して批判します。

なかなか読みごたえがありますよね。

だけどいざ出発と言う時、ギリシャ神話にも出てくる怪物の名を持つアルゴスが出て来て、不吉な予言を連発するのでした。

きっとこのアルゴスが、そのギリシャ神話のモデルになったのだと感じさせました。

私には、このアルゴスの予言が、不吉な事ばかり言うろくでもない予言者の言葉には聞こえませんでした。

大老は大老ゆえに、常に上から目線で語ります。

フォンティーンを赦し、語り合う時が来たように思うと言います。だけど果たして1000年の怨みは彼にはないのでしょうか。自由になった彼はどのような行動をすると言うのでしょうか。

壺がきっとアランを治し目覚めさせると、エドガーは甘い夢を見ます。

彼らを愛しているゆえに、私もそうであって欲しい。

だけれども、ホラーの定番だと、そうはならないのよね。

ドキドキドキ

 

そう、そのドキドキが大切なんですよね。

次回も楽しみです。

 

しかしいろいろと大老の過去が分かっていってしまう・・・・・・。

なんだか身近な老人に感じてきてしまいました。

だけどクロエを赦し、フォンティーンも赦すと言う・・・・・

これってさ、「フラグが立つ」っていうんじゃん ?!

 

※   ※

甘酒にはまっているらしい萩尾望都氏。

先生、先生は酒粕派ですか ?

それとも米麹派 ?

 

☆☆ 追記:9月24日。アマゾンで次の号を予約しようとしたら、次の号、11月号では「ポーの一族」と「ミステリと言う勿れ」は休載って書いてありました。ちょっとがっかり。予告に入ってなかったような気がするので、どうしたのかなと、それも気になりました。


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