森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

「うらめしや」を読みました。

2024-07-19 16:09:59 | 漫画・マンガ・まんが

画像は記事には関係がありません。裏道にひっそりと咲く紫陽花です。

※    ※   ※  ※

ふと見つけてしまった漫画「うらめしや」。
実はこの漫画に嵌りまくり、26巻まで一気に読み終えてしまいました。

江戸一番の霊力の持ち主であるお妖は、お化け長屋に住んでいて、見えない妖が見えるがために、人々に気持ちが悪いなどと嫌われています。それでも人ではどうしようもない不思議な出来事の解決に、彼女の力を借りないわけにはいかない人々もいて・・・・・。

このお話は、最初は時代劇ホラー&江戸小話という感じのものかなと思っていました。

確かに佐治と言うチンピラ風の男を助けたことにより、その後も付きまとわれるようになるのですが、この二人と絡む出来事のホラー話が、本当に心を温かくしたり、ちょっと怖いと思いながらも悲しく思わせたりするのですよ。だから時代劇ホラー&江戸小話。

それにこの元はチンピラでしかなかった佐治が、本当に心優しい良い男なのですよ。

二人はやがて夫婦になって、そして・・・・とあまり詳しくは書かないようにしましょう。

なぜならお勧めできる作品だと思っているからです。

この作品、私が思う所の、少年漫画ヒットの法則通りになっていて、どんどんと敵だったものなども味方になって増えていき、いつの間にやら「うらめしやファミリー」が出来上がっているのも、面白いと思いました。

皆それぞれに魅力があります。

そして江戸小話だったものが、最後はとうとう幕末の江戸を大火から守る話にもなっていき、鳥羽伏見の戦いにも巻き込まれつつ、そして最大の敵である勘解由小路光宙と対峙していきます。

その敵と対峙するのは、お妖ひとりでも、そこに至る道はチーム戦です。
全体のお話も一つ一つのエピソードもよく出来ています。

 

こんな漫画があったのねとその本の情報を見てみたら、なんと発売が2001年。

なんと21世紀のはじまりの時に本になって世に出ていたのですね。

26巻で完結したのが2019年。
長きにわたって書かれていたロングヒット作品だったのですね。

 

こんなに面白いのに、今まで気がつかなくてごめんねと私は思いました。

 

 

 

 

佐治、大好き!!

 


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