最終回ラッシュのこの時期、私はドラマの御喋りです。
と、思っていたら過ぎていく日々に「ちょっと待って~♪」と言っても通用するわけもなく・・・・。
でも途中まで書いてあったので、まぁいいかということで、タイムリーではない消化記事です。
数回は普通に書いていた「おせん」のドラマ感想ですが、ある時から書けなくなってしまいました。なぜなら、・・・・、いつも半分寝てしまっていたからです
よし、最終回ぐらいは寝ないでちゃんと見ようと思いましたが、終わってみると、やっぱり半分寝てしまっても別に良かったかなと言うのが・・・本音かな。
でも、この「おせん」は好きでした。可愛い着物を見る楽しみもありましたが、ゆったりと時が流れ守るべき物を大切にしている空間が、そこにはありました。ただ、「こういうものは守るべき物だと思う」的な提言がテーマではなく、そこに「時代の選択」のようなものを持ってきてしまったところに、早くから大丈夫かいなと危惧させるものがありました。「美味しんぼ」+「そんなテーマ」では、このキャラでは難しく感じたのです。
最終回は、私にしては珍しく辛口感想ですが、製作者側の自己満足ストーリーだったように思いました。
我が家にはこれまでも何度か書きましたが、テレビは一台、見たい番組のチャンネル権はほとんど夫にありますが、私も本当に見たいものは主張します。この「おせん」は、私が見たいと言って、その時間にかかるようになったものでした。薦めた私はグーグー寝ていましたが、夫は私と似たような理由だと思いますが、楽しみにして見ていました。
が、ラスト。「一升庵はまだ残っていました。」で終わってしまいます。
(アッ、このマーク久し振り)「で、なんだって言うんだよ。どうして残ったんだ、説明なしかよ。自分で考えろってやつか~。」
私はこのだんなの怒りはもっともだと思いました。まぁ、たかがドラマの話なのでそんなに大袈裟なものではありませんが・・・
分かり辛いのです。
戻ってきたいと言う江崎に、なくなるかも知れないことを示唆し、今の場所で一升庵を繋いでいって欲しいと言うおせん。
でも、時間は経過しているはずなのに、一升庵は存在しているのです。みんな和やかに楽しげに、いつものように。
この辺のことはHPのストーリーを追うと理解できます。HP→こちら
「みんな笑顔で、にぎやかな・・・いつもと変わらない一升庵がそこには、今は、まだ、ある・・・。」
「・・・。」は、この先は分からない、と言うことなのでしょうか。ラストのみんなの何気ない談笑の中に、このドラマの作者の(原作者にあらず)フォロー的なヒントが隠されていると思いました。残すならうどんと蕎麦とどっちがいいと言う話題。うどんはうどん、蕎麦は蕎麦、選択する必要はなく、便利になった食生活、ゆったりとした一升庵での食事、淘汰される必要があるのでしょうか。
千代おかみのお説教は良かったです。
「一升庵のもてなしも、美しさもここが燃えたらなくなるのかい?」
「あんたが一升庵だ。」
繋ぐべきものは形あるものの中にあるのではないのですね。
ただ、このシーンで、私は違うことを考えてしまいました。
目の前に火を掛けられたら、何も考えずに必死で消そうとするじゃないか~。もっとなりふり構わず火を消せよ~。と言う感想。
ところで出てきたケチャップモンスターを
「いまどきの子供・・・」って言わないでいただきたいですね。ちゃんと育っているいまどきの子供に失礼ですよね。
「あ~ぁ、あんな怪物に育てちゃって・・・。」
珍しく意見が一致しました。
子供を見れば、全てではありませんが親の姿勢は分かるものなのかもしれません。おせん最大の敵を最後に、しかも結論出さずは惜しかったかも知れないと、ちょっとだけ思ってしまったのでした。
その他のドラマとしては、実は一番楽しみにしていたのは「Around40」でした。最終回はやはり夫は納得いかなかったみたいです。私もちょっとだけ、仕事も子供もと欲張ってはいけないのかと思ってしまったのでした。離れていたって、夫婦は夫婦と思うのは、やはり何年も夫婦をしてきてしまった私達の感想なんでしょうね。
ついでですが、明日からの「花より男子」の映画公開の宣伝のためか、朝、再放送をしていましたが、宣伝効果はあったようです。最終回だったのですが私はうっかり涙ぐんだりしちゃって、アホかいな。誰か誘って行きたいが、きっと誰も行ってはくれないと思います(涙)
「何で、そんなの見たい訳?」
「だってこれ、原作は少女漫画だよ。」
「知っているよ。」
「だから、少女の気持ちをくすぐる訳よ。少女魂を萌えさせるっていうか~。確かに大昔の魂だけどさ・・・。だけど、チケット買うのも恥ずかしいな。」
「ネットで予約購入すれば。」
・・・・でも、たぶんいつかテレビでやる時まで待っているかもしれません。だけど、その時だってきっとだんなに遠慮して・・・ふん。
こんな時だけ、娘がいたらいいのになと思ってしまう私でした。