勘助が、今川にも北条にも仕官しない事は分かっていることなのだけれど、それでも、巧くいかない姿に、何とも言えない気持ちが込み上げてきますね。
大学生はもう、就職活動、略して就活、始まっていますね。昨年辺りから雪解け、今年は楽と言う噂は流れてはいますが、「動かざること山の如し」をここで使ったら、大卒ニートの出来上がりになってしまいます。
大学生のみならず、再就職活動中の皆様も、断られても、巧くいかなくても、寿桂尼の言葉ではありませんが、
「今に必ず、あなたの力が必要な時がくる。」というものですよ。
あなたに合った場所にたどり着けると思います。
面接なんかで弾かれたら、この今川義元のことなんか思い出し、人を見抜く力なく断って損をしたのは、そっちだぞと、そのぐらい思ってやりましょう。
と、さりげなくエールなんかを送ってみました。
しかし、義元、勘助の容姿を嫌ったにしても、酷い物言いでしたね。前回、どなたかがおっしゃっていましたが、本当に元僧侶だったのでしょうか。母である、寿桂尼が謝ってくれたのが救いでした。
それに引き換え、北条氏康はなかなかの人物に描かれていましたね。勘助の就活も今一歩の所まで行ったと思いませんか。だけど、ばつが悪いというか、花倉から逃れてきた福島の息子に鉢合わせをしてしまいました。ある意味、
「一度見たら忘れられない顔、間者には向かない。」と義元が言った事は当たっていたのですね。
今回のドラマ的な感想を言うならば、やはり家臣前島を庇って晴信が父に、重臣達の前で意見を述べる所は、書いておきたいところかもしれませんね。
「今回は許す。」
このセリフが、本当に晴信の望んだ意味であったらならば、今後の二人は変わっていったかも知れません。
でも、こういうセリフの使い方が、上手な作家さんですね。
三条夫人の可愛らしさが救いでしたね。
私の中では三条夫人は、どうも紺野美沙子さんのイメージが強いのです。高慢で孤独。ですが、信玄との間に5人の子供をもうけた彼女は、夫婦仲も良かったという説もあります。
今回の池脇千鶴さんは案外はまり役で、私の中のイメージを塗り替えていってくれるかも知れません。
ところで、今回のHPの内野聖陽さんの「風林火山」トークは面白かったです。私の中では、このオリジナル部分、先週から盛り下がり気味です。でも、それを読んでみると、この先の展開に期待が持てるような気がしました。