森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

功名が辻36回「豊臣の子」

2006-09-11 23:59:42 | ドラマ (大河)

 今回、心に残った順に記してみようと思います。

六平太が登場しました。ずっとずっと待っていましたよ。陰ながら傍にいて千代を守るのではなかったの。10年も離れていたなんて。しかも、海を渡って唐攻めの戦場にいたなんて。六平太の言葉は心に残りました。

「人は皆、虚と実を行き来して生きている。」
みんな千代のようにまっすぐには生きてないと、千代を心配して、その後まるで遺言のように、とってもナイスなアドバイスをして去ります。ナイスなアドバイスというのは、よく人を見極め豊臣に固執せず、判断して行けみたいなものだったと思うのですが、よく聞いてなかったのです。うちのパパさんが「ナイス・アドバイス」と言ったので、たぶんそんなとこかなっと。。。   違っていましたか?

何が心に残ったのかと言うと、「」に入れた言葉です。

虚と実を行き来して生きている人は本当にたくさんいるかもなぁ、みんなふうふう言いながら虚構の城を、自分の人生と言う砂の上に築いているのかもしれないなぁ。愚直でまっすぐな者の石垣は、そういう人たちよりは積むのにも時間もかかり小さな城かも知れないが、磐石なものかもしれない・・そんなことを考えていたら、次のセリフがあんまり頭に入ってこなかったのです。

でも、六平太は泣いていました。そして愛おしそうに千代の髪を撫ぜ付けたのでした。

「六平太、行くの?」と言った千代の高い澄んだ声が、別れを予感させて悲しさを感じてしまいました。

千代のようにまっすぐに生きていた大政所、なか様が逝ってしまいました。

菅井きんさんは良かったですね。とっても変な褒め方なのですが、おっかあは本当に死んでいるように見えて、凄いなと思ってしまったのですよ。

なか様と仲の良かった一豊夫妻、臨終の場面に同席していましたね。あり得ないこと山盛りの「功名が辻」ですが、私は今回ほどその不自然さが、気になったことは在りませんでした。ドラマとして、いろいろ、この「功名が辻」流に慣れてきたつもりです。が、制作している人たちも慣れちゃってるのかなあ。せめて、隣室でその悲しみを感じていて欲しかったです。

家族には家族だけの悲しみの場面があるのですから。

ゆかりの地紹介の時に出てきた掛川城。なかなか、趣のあるお城でしたね。お城を中心にした、その町並みも落ち着いた感じがして、一豊ゆかりのその町を歩いてみたくなりました。いつか行けるといいなと思います。

 

さて、またまた、我が家の「過激な食卓」の登場です。一豊が本に囲まれて部屋にいます。部分的にしかこのドラマを見ていないラッタが、チラッと観て冷たく言いました。

「何で、こいつはこんなことしているんだ。馬●だから勉強でもしようってことなのか。」―確かに似合わない。・・・カモシレナイ

そこに千代が現れて、「五万石で満足しているのか、・・・・これからは戦ばかりではなく・・・人を見抜いて・・・」と一豊を諭します。

「そんな事言って、こいつにそれが出来るのかよ。」
 ―どうも、このラッタには一豊は情けない男そのものに映ってしまっているらしい―

「だって、(千代は)乗せるの巧いモン。」間髪入れずにパパさんが言いました。

―オ~、なんか「モン」が否定的。・・・―

「いいのよ、これで。中年夫婦はこのぐらいでなくちゃさあ 。」

―おや、の返事が返ってこないぞ。・・・妻は聡明、夫はおおらか、いいじゃないねえ。千代は時代も家の中もしっかり見渡していて凄いな。ああそれなのに。私は。。―

「アレにも、これにもみーんな甘くてさ・・」つい、そこだけ口に出てしまいました。

「何言っているの?」

「独り言でござる、お気に召さるな。」

    って、どうしてあたし、なの?       ブー

 

〈後はメモ〉
茶々は怖かったです。でも、何かにつけて「三成」と頼る彼女が気になります。後に家康たぬきと渡り合わなければならないのかと思ったら、このくらいの人でいいのかもしれないとか思ってしまいました。

子供を失った秀吉がその代わりに得ようとしたものは「夢」だったのでしょうか。信長の目は世界に向けられていた。その影響を受けていたのかも。それとも、信長を超えたかったのかもしれないとで、そんな話をしていました。

 

そういえば、ルート君、君はこのとき何をしていたの「・・・・」
ダメじゃ、思い出せーん。。。

 

コメント (14)
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