山頂めざして L・B・カウマン著より
「おとうさん、どうしてお祈りするか教えてよ」。
私のひざで、小さな子供が言った。
祈りについて、私が考えるのは、次の事だ、
「神を信頼し、神を求めることだ、おまえが、私を求めるように」。
祈りは、この上なく単純で容易だ。
祈りは静かに戸をあけてそっと神の御前に出るようなものだ。
そこで静けさの中にいて神の御声に耳を傾けるのだ。
嘆願することもあり聞くだけのこともあるだろう。
そのどちらでもよいのだ。
ただそこにあること神の御前にあることそれが祈りなのだ。