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人はパンだけで生きるにあらず、神の言葉により生きる

イエス・キリストの福音をぜひ知って頂きたい

ヒンズー教に学ぶ

2011年12月29日 | お気に入りの言葉

  神と私 人生の真実を求めて 遠藤周作 山折哲雄監修より                                                                                                                                    周知のように印度人の80パーセントを占めるヒンズー教徒は、一生を四つの時期にわけるという。
まず若い頃は学生期(がくしょうき)と言って、聖典などを学ぶ時期である。
次に家長期がやってくる。これは文字通り一家の家長となるため、結婚し、子供を作り、祖先を祭る時期である。
壮年時代までの家長期が終ると林住期(りんじゅうき)といって、妻と共に人里離れた場所に住み、宗教的な瞑想や思索を行う時期である。
そして更に人生の老いに入ると、この世にたいするすべての執着を捨てて、聖地を巡礼して歩く時期がくる。これを林住期(ゆうぎょうき)とよぶ。

   日本人には、ヒンズー教の学生期と家長期に類するような期はあっても、その他の期はない。
印度人の方が日本人より精神的には、豊かであるように思う。
林住期や林住期のような生活はできないけれど、一つの考え方として見習いたいと思う。