


光る海にアワビ。マジョリンさんファンの皆様は伊豆の海・・とお思いになられたでしょうか?
伊豆に行くのは先の楽しみにして、ここは兵庫県は北の詰まり、豊岡市竹野浜海岸です。
「日本の渚100選」に選ばれる、美しい穏やかな日本海です。
オーシャンビューの海辺のホテルが今宵の宿になりました。

2011.9.10(土)
中国自動車道を舞鶴若狭自動車道に入り、竹野海岸を目指す事にしました。
野球の練習を休まないJの帰りを待って、午後一時の出発です。
但馬路は早や稲刈りが始まり、播州とは少し違う風景に見入りました。
冬の早い但馬を感じます。

舞鶴道の下り線、西紀(にしき)サービスエリアには、世にも見事なたこ焼きが売っています。
上り線にはないので、但馬に向かう私の楽しみの一つになっています。
今回もゲットしました。

小タコが丸っぽ一匹入っています。それぞれにきっちり入っていて、ごまかしの無い良品です。
わたくしはB級グルメでは、これが№1ではないかと思っています。
お通りのせつには、是非一度お立ち寄り下さいませ(笑)
そうこうしている内に宿に到着。

さざんかの宿なら、息をのむ演出ですが、わたくしはいざ知らず、夫にはこの灯りは何の興味もなく、露天で一風呂浴びた後、今宵のおけさ、ならぬおさけの始まりです。

天ぷら、焼き物と次々と出て来ますが、Jに掛かると残るものがありません。
食欲だけは衰えを知りません。
隣の席は小学生の男の子二人を含むご家族連れでしたが、席を立たれた後「随分お行儀の良い子供達だね。風呂でも一緒だったよ。躾がいいんだね」とJが子供達を誉めました。
本当にお行儀の良いお子様でした。お父様も。
一滴も召し上がらないのですよ。
Jは何度も右手を上げて、ビールの催促です。子供が不思議そうに見ていました。
そうなの。ヘンなのよこのおじさん。
2011.9・11(日)


長かった夜がついに白み始めました。
午前五時半の竹野浜の朝です。
露天風呂に直行しました。「綺麗ですね」先客のご婦人が話しかけて来られました。
この旅行は一体どう言う旅行だったのだろう。
いつもはそれなりのテーマを持って出掛けるのだけれど。
でも妙にやる気が出て来る旅だなぁ。
「ミステリィー」とJが言ったけれどそのような感じになって来ている。
昨日も暑かったけれど、今日はそれ以上の暑さだわ。まっすぐ帰ってもいいのだけれど、何かひとつは勉強して帰りたいし・・
そうだあれにしましょう。
県が力を入れているあれがあったのです。
「Jさん。いい?」
「いいよ」

「コウノトリの郷公園」に出向きました。丁度コウノトリが鉄塔に止まって、辺りを見渡していました。
かつては害鳥で駆除された鳥が今は絶滅危惧種となって保護されています。
平野は稲穂が稔り、悠久の風渡る風景です。

コウノトリは一度だけ体を動かしました。
ジリジリと肌を焼く暑さです。
この鳥は強い鳥だと、直感的に感じた印象深い時間でした。
鳥が見やる豊岡平野は大石内蔵助の室、大石りくの古さとです。


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