クリスマスローズの話題がのぼるようになりました。
これほど恥ずかしそうに下を向いて咲く花も珍しいのではないでしょうか。
わたくしは密かに“人格の花“と呼んでいます。
激しく主張するでもなく、もの陰でひっそりと咲く出で立ちは、ハタと目をとめて、しばらく見つめてしまうほどに美しい。
深く悲しい色合いは、忍んだ日々の長さを伺い知ることが出来る。
文学が生まれそうな、音楽が奏でられそうな、詩が囁かれそうな、絵が息づきそうな
そんな花が、今一輪、我が庭に顔を出しました。
やはり恥ずかしそうに下を向いています。
「ごめんね」そう言って覗き込みましたが、一層身を閉じて微笑んでくれました。
春を譲るのねぇ ほかの者達に。
譲って譲って微笑んでいるのよねぇ。
君が美しいのは、君の持つ全てだったの・・
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