
それは、
妻への愛でした。
上映時間 129分
原作 石川拓治
脚本 監督 中村義洋
音楽 久石譲
出演 阿部サダヲ/菅野美穂/池内博之/笹野高史/伊武雅刀/畠山紬/原田美枝子/山崎努
石川拓治原作のノンフィクションを基に、夢物語だといわれていたリンゴの無農薬栽培を成し遂げた農家の苦難の道のりを映し出す。

先日の「種まく旅人~みのりの茶~」は、九州発無農薬のお茶でしたが、
コチラは青森を舞台にした無農薬リンゴの栽培に取り組んだ、家族のお話。
「ノルウェー暮らし・イン・原宿」のまだ~むに背中を押して貰えたので観てきました♪
コミカルな語り口ながら、心揺さぶられる素敵な作品でした~

まだ青森でご健在の、リンゴ農家・木村秋則さんの、11年に及ぶ苦難の道程―。
それは、、、
ぜひ、劇場でご覧になって戴きたいです。


一口に無農薬栽培といっても、特に私たち日本人の消費者って、ウルサイですよね~。
味にも、見てくれにも。スーパーにキチンと並んだ野菜を見ていつも思います。
殊にデリケートなりんごは、まず無農薬ではあり得ない、農家泣かせの果物

しかし、シンプルに妻への想いから、周囲の反対を押し切って奇跡のリンゴに挑むのですが…―
前向きで明るく、、照らすヒトだった秋則は、いつしか家族に照らされていたのでしょう。。
自然と共に生きる農家にとって、花を咲かせられない年は、まず年収はゼロになる。
ゼロを何年も繰り返す秋則の挑戦は、ガマンを強いられる家族よりも、周囲の人の風当たりの方が強く、
バカと言われるよりも彼を打ちのめす「カマド消し」という言葉。
人間、ドツボに嵌ると思考は繰り返し、、秋則もまた追い詰められて「何がいけないのか」
悪いトコ探しをし続けます。
そんな絶望の中で、分け入った森の中で彼は新たな「何で?」に出会う。「何がいいの?」
引き算を続けた挙句の、足し算への道

お岩木山は、彼の問いかけに答えてくれたんですね........

主要キャストもみんな自然体でいいのですが、
久しぶりにアツくて温かい池内クンをみれたことと、
山崎努さんの親父が、超~~素敵でした

・・・この家族愛にカンパイ・・・

背中を押して、観ていただいた作品に感動してもらえると私もうれしいです。
そう!引き算を足し算にしたら上手くいきましたね☆
とっても素敵な家族、見習わなくちゃと思いました。
公式HPで、みました!お声も聞けました~(喜♪)
ワタシも途中からはほぼ泣いてましたよ。
照らし、照らされる家族。ホントに素敵な家族の姿でしたね
そうなのですか、「妻への愛」の物語なのですね。
妻役の菅野ちゃんも好きだし、何よりリンゴが大好きなので興味深いです。
それにしても「11年」は長い道のりですよね。
でも、美味しそうなりんごは、なかなか登場しないのですよ~。
それというのも、11年の失敗の物語なのですから~
菅野@妻は、出来過ぎた女房殿なんですよお・・・
子供もまた、、ね。。。
りんごの画像、美味しそうですよね♪フリー素材のサイト様からお借りしています
最近、涙腺が弱くなってきたのか(汗)、
この手の映画には随分泣かされるようになりました。
もちろん、映画自体の出来がいいことは当然ながら、
木村秋則さんが無農薬リンゴの完成に至るまでの
その背景を想像すると、更に泣けてくるのです。
ご本人がTVに映るとき、天真爛漫な姿に、
苦労を苦労と思わないご本人の人柄が垣間見えます。
そんな無農薬リンゴ、20年予約待ちといいますが、
生きているうちに食べてみたいと思いませんか(笑)?
>苦労を苦労と思わないご本人の人柄が・・・
そうでしたね~
映画の中では、彼を支え照らし続ける華族もまた
「大切な人」「大事な事」だけに目を向けて生きる姿勢が
根っこに共通しているような気がしました。
得難い純粋さ、というものでしょうか。
あの「姫リンゴ」かと見紛う可愛らしいリンゴ、もちろん食べてみたくなりますよね~。
愛でできた味だと思います