
原題 DEAR FRANKIE
製作年 2004年
製作国 イギリス
上映時間 102分
監督 ショーナ・オーバック
脚本 アンドレア・ギブ
音楽 アレックス・ヘッフェス
出演 エミリー・モーティマー/ジェラルド・バトラー/ジャック・マケルホーン/シャロン・スモール/メアリー・リガンズ
夫のたび重なる暴力に耐えかね、祖母と幼い息子フランキーを連れ、逃げ出したリジー(エミリー・モーティマー)。以来、3人はスコットランド中を転々としながら暮らしていた。そうした事情を知らずに育ったフランキーはいまや9歳となり、まだ見ぬ父への想いは強まるばかりだった。そんなフランキーに、“父親はアクラ号で世界中を航海しているので会えないの”と説明するリジー。彼女は父親のフリをして息子宛の手紙を書き続けていた。そんなある日、本当にアクラ号という船が彼らの港町に寄港することに。喜ぶフランキーを前に、リジーはある決断をするのだが…。
監督はこれが長編デビュー作だというが、静かなやさしさに包まれるいい作品でした。
9歳といえば、「ぜんぶフィデルのせい」のアンナちゃんと同じ年。
少しづつ社会性も身に付け、大人を観察し、甘えるだけでなく愛情も少し大人びてくる頃。
難聴であっても、フランキーは頭のイイコだった。
それでも、子供を片親にしてしまった負い目からか、
引越しを繰り返すことで、友達が続かない事への負い目からか、
ウソをつき続け、手紙を書き続けたリジーに、正念場がやってくる・・・
あろうことか、越してきたばかりのこの港に、乗っているはずのない父親の船が、もうすぐ寄港する。―
一日だけの父親役を探して、酒場に行き・・・
追い詰められて夜通し公園に佇む彼女を救ってくれたのは、気のいい隣人のマリー(シャロン・スモール)。
彼女の紹介で現れた男(ジェラルド・バトラー)は、報酬を受け取り、
約束の日に意外なものを持って現れ、フランキーの心を掴む
仲良くなっていく我が子と、見知らぬ男。
姿を隠しながら後をつけるリジー。。。
それは、いつかフランキーに依存していた、まだ若い母親の姿だった。
息子の心に、自分をいつでも思っている優しい父親の存在を置いてあげたいから続けていた手紙。
しかし、親の気付かないところで子供は成長する。
本当の意味で、強く優しい父親を求めているのは誰なのか―そして、
大切な事はなんなのか、、、
思わぬ窮地も、やさしい思いやりによって最大の好機ともなる。
それは、数々の小さなことの積み重ね。
フランキーの同級生の手話がわかる女の子や、なにかと突っかかってくる男の子の存在。
親の知らない子供同士の意地の張り合いも、フランキーに必要な事だったかも。
息を殺したような生活の中で、面倒見のいいマリーと知り合えたこと。
なにより船が停泊する港の町に越してきた事。
リジーを驚愕させたその事が、どこか違っていると思える愛情ながら、
人の心を動かし、また彼女を成長させることにも繋がっていく。
フランキーが幸せになる為に、そして自分に必要なものは何か
勇気を出して、真実を受け入れることはできるのか―
静かに綴られる、慎ましい母と子の数日間をそっと応援したくなる、素敵な作品でした~
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製作年 2004年
製作国 イギリス
上映時間 102分
監督 ショーナ・オーバック
脚本 アンドレア・ギブ
音楽 アレックス・ヘッフェス
出演 エミリー・モーティマー/ジェラルド・バトラー/ジャック・マケルホーン/シャロン・スモール/メアリー・リガンズ

監督はこれが長編デビュー作だというが、静かなやさしさに包まれるいい作品でした。
9歳といえば、「ぜんぶフィデルのせい」のアンナちゃんと同じ年。
少しづつ社会性も身に付け、大人を観察し、甘えるだけでなく愛情も少し大人びてくる頃。
難聴であっても、フランキーは頭のイイコだった。
それでも、子供を片親にしてしまった負い目からか、
引越しを繰り返すことで、友達が続かない事への負い目からか、
ウソをつき続け、手紙を書き続けたリジーに、正念場がやってくる・・・
あろうことか、越してきたばかりのこの港に、乗っているはずのない父親の船が、もうすぐ寄港する。―
一日だけの父親役を探して、酒場に行き・・・
追い詰められて夜通し公園に佇む彼女を救ってくれたのは、気のいい隣人のマリー(シャロン・スモール)。
彼女の紹介で現れた男(ジェラルド・バトラー)は、報酬を受け取り、
約束の日に意外なものを持って現れ、フランキーの心を掴む

仲良くなっていく我が子と、見知らぬ男。
姿を隠しながら後をつけるリジー。。。
それは、いつかフランキーに依存していた、まだ若い母親の姿だった。
息子の心に、自分をいつでも思っている優しい父親の存在を置いてあげたいから続けていた手紙。
しかし、親の気付かないところで子供は成長する。
本当の意味で、強く優しい父親を求めているのは誰なのか―そして、
大切な事はなんなのか、、、
思わぬ窮地も、やさしい思いやりによって最大の好機ともなる。
それは、数々の小さなことの積み重ね。
フランキーの同級生の手話がわかる女の子や、なにかと突っかかってくる男の子の存在。
親の知らない子供同士の意地の張り合いも、フランキーに必要な事だったかも。
息を殺したような生活の中で、面倒見のいいマリーと知り合えたこと。
なにより船が停泊する港の町に越してきた事。
リジーを驚愕させたその事が、どこか違っていると思える愛情ながら、
人の心を動かし、また彼女を成長させることにも繋がっていく。
フランキーが幸せになる為に、そして自分に必要なものは何か
勇気を出して、真実を受け入れることはできるのか―
静かに綴られる、慎ましい母と子の数日間をそっと応援したくなる、素敵な作品でした~

ほんと、おっしゃる通り、静かな優しさに包まれてる
作品だったと思います。
静かに、わりと淡々と進んでいくお話のなかで
見てるこちらにちゃんと訴えてくるものがあって
ラストも”これから”が感じられて、良いなぁ、と
思いました♪
何度も見たいと思ったのを覚えてますが
その後見てなくて(^^;;)
記事を読ませていただいて、”あ~また見なくっちゃ”と
思った次第です^^
TB、ありがとうございましたm(__)m
抑揚はないのですが、静かな感動と心温まる映画でした。 現在のバトラーを観るとこれがっ同一人物って思っちゃいますけど(笑)、なんかこの映画の中の彼、いいですよね~
劇場で涙涙で、感想がフランキーへの手紙になっちゃいました(笑)
お越し下さいまして、有難うございます♪
ジェラルド・バトラーの登場が思いのほか遅かったですが、
全体にセリフが少なかったですが
人物描写も丁寧で、ちゃんと伝わってくるものがあり良かったです~
終盤の病院でのシーンはもっと短くても、と思わないでもなかったですが、
逃げ回るしかなかったことへの必要性を訴えたかったのでしょうか。
母子ともに、一歩進んだ感じでよかったです
そう、cyazさん、フランキーの親戚のおじさんになって(笑)
温かいお手紙でしたね~
言葉を声に出せないからこそ、ふたりとも止めたくなかったのでしょうね!
パパのくれた小石をポケットにしまうフランキー、ぐっときたシーンでした
ホント、小石のシーンは感動しました。
年齢よりも大人なフランキーが、子供にかえった日だったんだな~と思って
みんな優しくて、あったかい映画でした
ママの嘘に何時の時点で気がついたかが解りませんでしたが、
そこだけがホントに(自分が)悔しいです
最後の手紙はぐ~っときましたよね♪
ジェラルド・バトラーもとっても良かったです
応援している自分に気づいたような感覚でした。
本当素敵な作品でしたね~♪
必死なリジーに感情移入してというか、声をかけたくなるシーンも多々あり
あの手紙にはグッときましたね♪
謎めいてワイルドなジェラルド・バトラー、素敵でした