あなたが最後に呼ぶのは、誰の名前ですか―
原作 スーザン・マイノット
監督 ラホス・コルタイ
音楽 ヤン・A・P・カチュマレク
出演 クレア・デインズ/トニ・コレット/ヴァネッサ・レッドグレーヴ/パトリック・ウィルソン/ヒュー・ダンシー/ナターシャ・リチャードソン/メリル・ストリープ
死の床にある老婦人アン(ヴァネッサ・レッドグレーヴ)を2人の娘たちが見守る中、熱にうなされたアンは娘たちの知らない男性の名前を何度も口にする。そんな中、アンの記憶は1950年代のある出来事へとさかのぼっていく。親友の結婚式のため、海辺の町を訪れた彼女は運命の恋に落ちるが、その恋は取り返しのつかない悲劇を引き起こす。(シネマトゥデイ)
どんな世代の人の中にも、もう既に胸の中の一番奥に大事に、或は密かにしまってある
忘れられない物語があると思う・・・
そしてこれからも増えていき続けるページのどの部分に
最後、こころを呼び覚まされるのだろう・・・?
正直、若い日のアンには惹かれなかったし、感情移入はできなかった。
親友ライラが想いを寄せていた事を知り、結婚はやめるべきだと、厭なら救い出してあげるとか言っていた直ぐ後でハリスと二人っきりになっちゃうし、
ライラの弟バディの気持ちも気付かない年齢でもあるまいし、とか
なんだか誠実な女の子には見えなくて、魅力的にも見えなかったのが困った(笑)
知り合って2日間の恋。お互いに惹かれあって、幸せになるはずだったアンとハリス。
だけど、ナイーヴで自嘲的なライラの弟・バディ(ヒュー・ダンシー)を激しく拒絶した直後の悲劇。
たった2日間の激しい恋―その事が招いた結果のような悲劇に、実ることが無かったのだろう二人。
それからの失敗と、後悔の連続の結婚生活。
聞いた事も無い男の名前に心配する娘たち。
母が思うように生きれなかったという、その人生の中で生きてきた娘たち、、、。
彼女たちもそれぞれに悩みを抱えていた。
まだ娘達は幼く、アンが料理をしている途中で、むずがっているニナをニナの父である夫がアンに手渡し、
パニックになったアンは料理を放り出し、子供たちと歌っている―ある日の一コマ・・・
おそらくもともとアンは家庭的ではないというか、家事の苦手な女だったという気がするそのシーンは
実はニナ(トニ・コレット)の不安な記憶でもあったのだと思う。
私がこの作品で唯一良かったと思ったのが、この母の惨状をみて育ち、
好きな男との結婚や子育てに不安を持ち、幸せになることに臆病だったニナが
恋人に素直に打ち明けるシーンだった
豪華キャストを配しながら、物語の主軸ふたりに魅力を感じることが出来ず終いだったのが残念だったけど、
40年前の舞台となるウィッテンボーン家の別荘の周囲の景色は綺麗だし、音楽も良かったです♪
原作 スーザン・マイノット
監督 ラホス・コルタイ
音楽 ヤン・A・P・カチュマレク
出演 クレア・デインズ/トニ・コレット/ヴァネッサ・レッドグレーヴ/パトリック・ウィルソン/ヒュー・ダンシー/ナターシャ・リチャードソン/メリル・ストリープ
死の床にある老婦人アン(ヴァネッサ・レッドグレーヴ)を2人の娘たちが見守る中、熱にうなされたアンは娘たちの知らない男性の名前を何度も口にする。そんな中、アンの記憶は1950年代のある出来事へとさかのぼっていく。親友の結婚式のため、海辺の町を訪れた彼女は運命の恋に落ちるが、その恋は取り返しのつかない悲劇を引き起こす。(シネマトゥデイ)
どんな世代の人の中にも、もう既に胸の中の一番奥に大事に、或は密かにしまってある
忘れられない物語があると思う・・・
そしてこれからも増えていき続けるページのどの部分に
最後、こころを呼び覚まされるのだろう・・・?
正直、若い日のアンには惹かれなかったし、感情移入はできなかった。
親友ライラが想いを寄せていた事を知り、結婚はやめるべきだと、厭なら救い出してあげるとか言っていた直ぐ後でハリスと二人っきりになっちゃうし、
ライラの弟バディの気持ちも気付かない年齢でもあるまいし、とか
なんだか誠実な女の子には見えなくて、魅力的にも見えなかったのが困った(笑)
知り合って2日間の恋。お互いに惹かれあって、幸せになるはずだったアンとハリス。
だけど、ナイーヴで自嘲的なライラの弟・バディ(ヒュー・ダンシー)を激しく拒絶した直後の悲劇。
たった2日間の激しい恋―その事が招いた結果のような悲劇に、実ることが無かったのだろう二人。
それからの失敗と、後悔の連続の結婚生活。
聞いた事も無い男の名前に心配する娘たち。
母が思うように生きれなかったという、その人生の中で生きてきた娘たち、、、。
彼女たちもそれぞれに悩みを抱えていた。
まだ娘達は幼く、アンが料理をしている途中で、むずがっているニナをニナの父である夫がアンに手渡し、
パニックになったアンは料理を放り出し、子供たちと歌っている―ある日の一コマ・・・
おそらくもともとアンは家庭的ではないというか、家事の苦手な女だったという気がするそのシーンは
実はニナ(トニ・コレット)の不安な記憶でもあったのだと思う。
私がこの作品で唯一良かったと思ったのが、この母の惨状をみて育ち、
好きな男との結婚や子育てに不安を持ち、幸せになることに臆病だったニナが
恋人に素直に打ち明けるシーンだった
豪華キャストを配しながら、物語の主軸ふたりに魅力を感じることが出来ず終いだったのが残念だったけど、
40年前の舞台となるウィッテンボーン家の別荘の周囲の景色は綺麗だし、音楽も良かったです♪
TB&コメントありがとうございました。
私もイマイチ乗れなかった作品でした。
やっぱりアンの若き日の恋に感情移入出来なかったのが原因かもです。
アンがライラの告白を聞きながらハリスと・・・ってのは違和感がありましたよね~
それに、バディを激しく拒絶しちゃって・・・可哀想だなぁ~と思いました。
でも、素敵なセリフは散りばめてあるし、景色も綺麗でしたね~
空気の精なんかも幻想的で素敵でした♪
確かに、若き日のアンの行動には、
共感できない部分がありましたよね…
ハリスとの近づき方も、
ちょっとそれはどーなの
と思うところがありました
でも、この映画は完全にアンの目線で描かれていたので、
彼女の若気の至りに対する後悔の念も感じられましたが、
ハリスに関しては、彼の心が全く理解できずにいました
なので私は、ハリスに対して、
一方的にボコボコの感想を書いてしまいましたが、
彼の言動の真意も聞いてみたいような気がします
あたしも正直そうゆうのはキライです。
でもね、
一目で惹かれあうものを感じその後で聞かされたり、
聞いててもどうしようもない時ってあると思うんですよね。
そもそもバディやライラを裏切ったからこその「過ち」
かと。。。いわゆる若気の至りかなぁ?
海辺の景色が素晴らしかったですよね。
断崖にそびえたつ白亜の別荘と、芝生の緑と海の青。
色がとってもきれいでした。
確かにアンって感情移入しにくい描写でしたよね。
スワロもバディを叱責するシーンで
「ちょっと思いやりがないな」と思いました。
感動作のわりにはいまひとつ感動を感じられない作品でした。
やっぱそうですよね~。
ライラに結婚したくないなら助けるって、、もしホントにライラが結婚止めるって言ったら
それで収まる程度のハリスへの気持ちだったのか。とか、、。
ハリスにしてもアンにしても、ライラ姉弟にしても
なんだかな~な性格で、ノレませんでした
由香さん、あの"通りすがってない"方の発言。気にしないで
私は由香さんの記事、好きですから~
付きまとわれてもスルーで
由香さん、ずぶんらすく♪(「めぐる的」自分らしく)
結婚前夜のダンスの時に、告白したライラと拒絶してるようなハリスの画がチラッとうつりましたが、
みんなが恋する男にどーしても見えなかったハリスと、
4年も親しい関係にあったアンがバディに対する態度は白々しく映って・・・
この脚本家は、アンのイメージはクレアだと一番にキャスティングしたそうですが
この若き日の恋の描き方が、もう少しロマンティックだと良かったかも、、
病床のアンを見舞ったライラに「私かあなたのどちらかがハリスと・・」と
言うアンのセリフで、益々自分勝手な女だと(笑)
この脚本、、私はダメでしたね~
今回は真っ二つに分かれちゃいました~
後半の人生はともかく、若い日のアンの行動、言動を
どうとるかがポイントですよね。
ところで、実際にはこの映画がきっかけで、クレアとヒュー・ダンシーが付き合ったなんて、
miyuさんの記事で初めて知りました~
swallow tailさんの記事にキチンと分析された
>感動作のわりにはいまひとつ感動を感じられない
そのわけ、に殆ど同意!です~。
本当なら素敵な言葉も、重みのあるセリフも
なぜか心に響いてこなかったですよね。。
ただ、最後の方で出てきた、アンの2度目の結婚生活の料理をあきらめ、子供ととも座っちゃうシーン。
あそこは幼いニナが、自分の存在が母親をパニックにしたと思い込んだ、トラウマ的シーンで、
(実際、子供は夕方になると疲れてむずがったなーと思い出しました)
あんな事がくり返されたら、親になるのも結婚生活も憧れではなくなるよな~
で、ニナの決断にちょっと胸が熱くなりました
女優陣の豪華さに、脚本の稚拙さを隠したようにも感じましたわ。
誰でも、不安なままにいろんな経験を積んで行くのでしょうが、あの年になって、いま死の床にいて、あんなに気持ちがさまよっていることに、違和感を感じてしまった、どうも乗れませんでした。
パトリックは、相変わらず素敵でしたが。
俳優頼みになってしまうかもしれないし・・・。
それにしても主役の子がいまいち魅力的に見えないと、2時間はかなり苦痛になってしまいました。
歌で成功するようにも見えなかったし。
ハリスなんて「君は成功する」って言ってたけど、ウソでしょーって思っちゃったもの。
私は、長女が母親に「自分が母親になって初めてママの事が理解できた」っていうところが普遍的ではあるけれども好きでした。