製作年度 2010年
上映時間 106分
監督/脚本 鴻上尚史
出演 深田恭子/椎名桔平/塚本高史/中村雅俊/清水美沙/西村雅彦/井上順
人気劇作家・鴻上尚史の大ヒット舞台「恋愛戯曲」を、鴻上自らメガホンを取って映画化したラブコメディー。
人気脚本家・谷山真由美(深田恭子)は、とあるTV局のスペシャルドラマの脚本執筆中。しかし・・・締め切りを過ぎても、1行も書けてない!大パニックのTV局内では、「どんな手を使っても谷山先生に脚本を書かせろ!」という指令が。しかし、この大仕事を成功させるためにTV局が谷山のもとに送り込んだのは、よりによって冴えない制作プロデューサー・向井(椎名桔平)だった――。
谷山と向井、TV局スタッフたちが繰り広げる、脚本を巡る壮絶な戦い!ぶつかり合う、それぞれの欲望!さあ、原稿はどうなる?!そして、谷山と向井の、歪んだ恋の行方は?!
初日舞台挨拶の回、観てきましたが、今回は直ぐに動画を貼る事ができましたので私の拙いレポは割愛します(笑)
舞台挨拶動画と記事はコチラ。
楽しみにしていましたが、舞台劇の映画化ということで、ハードルを低めにしていましたので、
私は結構楽しめました
シモネタのオンパレードなアチラのラブコメや、キャストだけ豪華なラブコメが多い中、些かこじんまりとした感はありましたが、
それも却ってキャストのキャラが際立って、解り易くしていたかも。
物事をシンプルに受け止めることで自身をコントロールしているような恭子ちゃんが、今まで当たり前のように手にしてきた数多くの台本。
本作ではその台本が出来上がるまでの、作家の産みの苦しみを演じる側に立っています。
勿論、彼女を取り巻くキャストも今回はクセのあるギョーカイジンを楽しんで演じています(笑)
ラブコメ枠に入るんでしょうが、蓋を開けてみると意外にお仕事ドラマな面がグッときます。
映画版ということで、テレビ局の内部の功名心とかライバル心が解り易く描かれているのも面白い♪
主人公は早くに成功を手にして"大御所"呼ばわりされる脚本家。
なので業界モノだし、私たちの日常からかけ離れているような設定に、現実感が無いかと思いがちですが、
仕事に行き詰まり、自分の人生にさえ迷いが生まれ、、苦しむ谷山と向井の姿には、
真剣に仕事に悩んだ経験のある人の胸には響くものがあるはず!
真面目で小心者でありイエスマンの現実のプロデューサー、向井に「何でもいいからひとつここは○×で」といわれて
谷山が「○×な仕事なんてあるの?!」と言い放つシーンはグッと来る方も多いのではないだろうか?
突破口を求めて口にした「私と恋に落ちて」を切り出した谷山も、
ある時、訳ありな新人プロデューサーのピンチを知り、
バカのひとつ覚えのように原稿を催促していた向井も、谷山に忍び寄るピンチを知る。
そしてここから明らかに彼らが違ってくる!
作家も脚本家も、書きたいものを書けば良いという物ではないだろうし、
ノリで書いたものが大ヒットということもあれば、意に染まないリクエストに応えなければ仕事にならない事態も当然あるはず。
締め切りに追われて苦し紛れに書いたものが評価されて、結果オーライみたいな事も儘ならない人生を感じさせるし、
この、他人に評価されてこそは意外と難しいモノだと思う。
全体にはテンポも舞台仕様という感じのゆるさ。作品のウリは3層構造の恋愛ドラマ。
そこも、現実の谷山がPCで書き始めると、その内容が直ぐさま劇中劇としてスタートするので実にわかり易い。
仕事も恋も向井のライバルという編成部員を演じる塚本クンが「ちょっとレトロで、懐かしいテイスト。80年代にタイムスリップした感覚ですね」といっていましたが、まさにそんな感じ。
何も考えずに、恭子ちゃんの3変化の可愛さを楽しむのもよし、
椎名さんのめったにみられないダメ男っぷりを楽しむのもアリ
ですが、
「恋に仕事に行き詰った男と女」のキモチに共感して、よしっ!と元気を貰って劇場を後に出来るのではないかと思います。
無理に誰かと連れ立って行く感じでなく(私はこの日行けなかった友人とまた行きますが)
ちょっと映画館で一息入れたいぐらいの感覚で、大きく期待しないでご覧あれ
←「ポコチェ」深田恭子インタビュー(フリーペパー)
上映時間 106分
監督/脚本 鴻上尚史
出演 深田恭子/椎名桔平/塚本高史/中村雅俊/清水美沙/西村雅彦/井上順
人気劇作家・鴻上尚史の大ヒット舞台「恋愛戯曲」を、鴻上自らメガホンを取って映画化したラブコメディー。
人気脚本家・谷山真由美(深田恭子)は、とあるTV局のスペシャルドラマの脚本執筆中。しかし・・・締め切りを過ぎても、1行も書けてない!大パニックのTV局内では、「どんな手を使っても谷山先生に脚本を書かせろ!」という指令が。しかし、この大仕事を成功させるためにTV局が谷山のもとに送り込んだのは、よりによって冴えない制作プロデューサー・向井(椎名桔平)だった――。
谷山と向井、TV局スタッフたちが繰り広げる、脚本を巡る壮絶な戦い!ぶつかり合う、それぞれの欲望!さあ、原稿はどうなる?!そして、谷山と向井の、歪んだ恋の行方は?!
初日舞台挨拶の回、観てきましたが、今回は直ぐに動画を貼る事ができましたので私の拙いレポは割愛します(笑)
舞台挨拶動画と記事はコチラ。
楽しみにしていましたが、舞台劇の映画化ということで、ハードルを低めにしていましたので、
私は結構楽しめました
シモネタのオンパレードなアチラのラブコメや、キャストだけ豪華なラブコメが多い中、些かこじんまりとした感はありましたが、
それも却ってキャストのキャラが際立って、解り易くしていたかも。
物事をシンプルに受け止めることで自身をコントロールしているような恭子ちゃんが、今まで当たり前のように手にしてきた数多くの台本。
本作ではその台本が出来上がるまでの、作家の産みの苦しみを演じる側に立っています。
勿論、彼女を取り巻くキャストも今回はクセのあるギョーカイジンを楽しんで演じています(笑)
ラブコメ枠に入るんでしょうが、蓋を開けてみると意外にお仕事ドラマな面がグッときます。
映画版ということで、テレビ局の内部の功名心とかライバル心が解り易く描かれているのも面白い♪
主人公は早くに成功を手にして"大御所"呼ばわりされる脚本家。
なので業界モノだし、私たちの日常からかけ離れているような設定に、現実感が無いかと思いがちですが、
仕事に行き詰まり、自分の人生にさえ迷いが生まれ、、苦しむ谷山と向井の姿には、
真剣に仕事に悩んだ経験のある人の胸には響くものがあるはず!
真面目で小心者でありイエスマンの現実のプロデューサー、向井に「何でもいいからひとつここは○×で」といわれて
谷山が「○×な仕事なんてあるの?!」と言い放つシーンはグッと来る方も多いのではないだろうか?
突破口を求めて口にした「私と恋に落ちて」を切り出した谷山も、
ある時、訳ありな新人プロデューサーのピンチを知り、
バカのひとつ覚えのように原稿を催促していた向井も、谷山に忍び寄るピンチを知る。
そしてここから明らかに彼らが違ってくる!
作家も脚本家も、書きたいものを書けば良いという物ではないだろうし、
ノリで書いたものが大ヒットということもあれば、意に染まないリクエストに応えなければ仕事にならない事態も当然あるはず。
締め切りに追われて苦し紛れに書いたものが評価されて、結果オーライみたいな事も儘ならない人生を感じさせるし、
この、他人に評価されてこそは意外と難しいモノだと思う。
全体にはテンポも舞台仕様という感じのゆるさ。作品のウリは3層構造の恋愛ドラマ。
そこも、現実の谷山がPCで書き始めると、その内容が直ぐさま劇中劇としてスタートするので実にわかり易い。
仕事も恋も向井のライバルという編成部員を演じる塚本クンが「ちょっとレトロで、懐かしいテイスト。80年代にタイムスリップした感覚ですね」といっていましたが、まさにそんな感じ。
何も考えずに、恭子ちゃんの3変化の可愛さを楽しむのもよし、
椎名さんのめったにみられないダメ男っぷりを楽しむのもアリ
ですが、
「恋に仕事に行き詰った男と女」のキモチに共感して、よしっ!と元気を貰って劇場を後に出来るのではないかと思います。
無理に誰かと連れ立って行く感じでなく(私はこの日行けなかった友人とまた行きますが)
ちょっと映画館で一息入れたいぐらいの感覚で、大きく期待しないでご覧あれ
←「ポコチェ」深田恭子インタビュー(フリーペパー)