to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

きみに読む物語

2007-04-11 00:38:19 | the cinema (カ行)
原題 THE NOTEBOOK
製作年度 2004年 アメリカ
監督 ニック・カサヴェテス
原作 ニコラス・スパークス
音楽 アーロン・ジグマン
出演 ライアン・ゴズリング/レイチェル・マクアダムス/ジーナ・ローランズ/ジェームズ・ガーナー/ジョーン・アレン/ジェームズ・マースデン

記憶を無くした老婦人に、本を読み聞かせる為に施設に通う同年輩の男性。
彼の読む物語は、まだまだ身分違いの恋が許されない'40年代に出会い、運命に翻弄される、財産家の娘と貧しい青年のきらめくような恋の物語。

’40年代、家族とひと夏を過ごすためにノース・カロライナにやって来た良家の子女アリー(レイチェル・マクアダムス)と、地元の材木屋で働く青年ノア(ライアン・ゴズリング)は、ノアの一目惚れの猛アタックの末激しい恋におちる。
身分違いの青年との恋をあきらめさせようと、アリーの両親は急遽チャールストンの大学へ入学させてしまう。
ケンカ別れになったまま、ノアは365通の手紙の返事ももらえないまま1年後第二次世界大戦へ・・・

湖畔の白い療養所。
そこで愛する人に忘れ去られたデュークの寂しさと、執念に心をうたれる。
自身の記憶が無いことから、他人に対するおびえがありながらも、その悲しい恋に惹きこまれ聞き入るアリーが悲しい・・・

7年の長い空白のあと、再会したアリーを連れてボートで出かけた白鳥のオアシス。
そこで「もう旅立つころだ」と、渡り鳥の帰るときを告げる若き日のノアも切ない。
10代の二人の他愛も無い夢物語を心の支えに、やっと生きてきたノア。
そしてその夢のカタチを実現させた――その白い湖畔の家。
せめて、その家がどういう経緯で療養所になったのかの説明が欲しかったところ・・。

この作品では終始、一途なノア側に立って観ていたような、私としては珍しい現象だった。

出会って間もない二人が、夜の街でダンスをする時の曲が"I'll BE SEEING YOU"
ラスト近く、奇跡を信じながらノアがもう一度口にする・・・

ハァ・・・羨ましい程の物語でした

コメント (10)
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