セリ(芹)である。
セリ科の多年草。
春になると新芽が「競り」合うように伸びるのでこんな名が。
日当たりのいい田畑の畦や水辺などに生育する。
湿った場所を好むが、野原や林縁などにも見かけることがある。
地表を這う茎だけでなく、地下茎も伸ばし、節々から根と葉を出しながら広がっていく。
ミツバと違って、セリ科によくみられる小花が傘状にまとまって咲く。
当初、これが何の花か分からずで、図鑑をひっくり返してたなあ。
今の時期のセリ科の植物は大型なのが多いので、消去法でたどりついた。
ミツバと同様、割とよく行く林道や農道で咲いていて、群生していることも。
生薬名は「水芹(すいきん)」で、去痰や食欲増進、利尿、鎮静作用がある。
春の七草の一つで、栽培種が店で売られているが、野生のものの方が香りが強い。
群生していても、勿論、採取はせずに眺めるだけ。
花期は7〜8月。
今日も朝から青空が広がり、お日様絶好調の一日であった。
気温は31度まで上がったが、風があったので多少はマシだった。
6時頃に廊下で鳴き叫ぶどん兵衛に起こされた。
何だと起き出したが、いつもは開け放たれている仏間や床の間の引き戸が閉まっていたことへの抗議だったみたい。
白玉もうろうろしていて、仏間の引き戸と障子を開けてやったら飛び込んできた。
縁側のガラス戸を開け、カリカリがまだあるのを確認して部屋に戻りまた横に。
7時を過ぎてから起き出して、一人朝食。
細切れ睡眠に頭はスッキリしないし、朝から暑いしでぐだぐだ。
8時半に起き出してきた旦那に朝食を出してから、洗濯物を外に干した。
10時近くになって、旦那が畑の草むしりをしてくると外へ。
いや、もう朝から陽射しがきついし、やらんでいいよと言ったのだが聞きやしない。
旦那一人に外仕事をさせるのが後ろめたく、私も身支度をして外へ。
出る前に居間のエアコンは点けておいた。
トイレの窓から目に入っていた、私の背丈を越すほどに伸びたヒメムカシヨモギ。
花が咲く前に抜かねばと、トイレに入るたびに思っていたので、私は裏庭を。
イネ科(おそらくコメヒシバ)植物、シロザ、イヌホオズキ、エノコログサ等々。
ヒメジョオンかと思っていたのはヒメムカシヨモギで、これも小さいのが大量に。
背丈ほどに伸びたこれは、根元がえらい太くて引っ張っても抜けない。
仕方ないので、花穂がついた茎を折って撤去。
しかし、抜くと土埃が舞うほどに乾燥している土壌なのに、何でこ奴らは青々としてるんだ??
今回、気をつけねばならなかったのはジガバチ。
こ奴らは攻撃性は低く、刺激しなければ襲ってもこない。
我が家の庭はこれからの季節、あちこちでジガバチが穴を掘って巣を作る。
巣といっても、蝶や蛾の幼虫などを中に運び込んで卵を産みつけるだけ。
あとは蓋をしておしまいになるので、こちらもさして気にはしていない。
でも、穴を掘っている近くで草むしりをしていると、追っ払おうとするのか寄ってくる。
単独行動をするハチなので、集団で襲われることはないが、刺さないわけではないから危ない。
今日も数匹に威嚇?されたが、刺激しないようにじっとしてやり過ごした。
1時間ほどで体調がまずくなってきたので切り上げた。
畑に行ったら、旦那ももう無理〜と切り上げようとしていたところ。
私以上に汗まみれだったので、シャワーを浴びて!と家に追い立てた。
その後、いつまで経っても浴室から出てこないので心配になって覗いた。
水風呂にどっぷり浸かっていた(気持ち良さそうだった)。
午後はエアコンで冷えた居間で休んだ。
旦那も午後も草むしりをするとは言わなかったな。
日中、陽射しが強い中でやることじゃないと真面目に思う。
明日もこんな天気のようだが、続行するかどうかは体調次第だわ。
ジガバチで思い出したが、7月にダム湖上流の林道に行った際、蜘蛛を運ぶハチと出くわした。
最初は大きな蜘蛛しか目に入らなくて、熱々のアスファルト上を歩くなんてと眺めていた。
ちょっと近寄ったら、蜘蛛の側から何かが離れた。
あ、狩りの最中であったかと、写真を撮って離れた。
帰宅後、調べてみたら、オオモンクロベッコウというベッコウバチの仲間だった。
ジガバチと同じで、穴を掘って蜘蛛を運び込み、卵を産み付けるそう。
私に敵意?がないと分かったのか、また運び始めたが、自分の体よりも大きいのをよく運ぶなあ。
蜘蛛はアシタカグモかしら。