行き納め・関西②～法隆寺～

本日はずいぶん暖かかったですねぇ。
息子の部屋南向き。日当たりよすぎてもう夏のような暑さになってました・・・

音楽劇「悪名」はきょうが東京公演の楽日でした。
私は抽選はずれちゃったからお留守番。行かれたジュリ友さまによると、最初からジュリーのアドリブがいっぱいでとっても楽しい舞台だったようですよ～。
二日開けて・・・11日からは九州公演！これからご覧になる方、楽しみですね～。



関西旅行続きです～。


法隆寺は五重塔のある西院伽藍と夢殿のある東院伽藍に分けられています。


まっすぐ進んで中門に。こちらの西院伽藍を先に拝見。

 

パンフレットから

南大門の大きさや中門への道などは、東大寺のそれがやはり規模も大きくて度肝を抜かれたのですが、ここ法隆寺はそんな派手さがあるわけではないのになぜかとても肌に感じる神秘の空気がありました。お天気のせいか早朝の静けさのせいか？？厩戸の王子のオーラかな？


中門・全景。　　曇天なのでちょっとさびしげ。

　　
左右を守る金剛力士像

いよいよ中門の中へ。周りはぐるりと連子窓の回廊に囲まれています。
その囲みのなかに並び立つ五重塔と金堂、そしてその後方には大講堂。
コンパクトともいえる配置です。
が、これがなんとも・・・スタイリッシュ？この空間がとても絶妙に洗練されています。

パンフレットの写真です。

周りを緑に囲まれひっそりとしたたたずまいが何よりの魅力でしょうか？


中門を入るとすぐに係のおじさんが無料で寺内の見所を講義してくれます。15分ぐらいかな？前日に見たＤＶＤの説明も思い出しつつ、より詳しいお話もありとてもよかった！
「飛鳥様式」ならでは・・の美しい意匠が随所に。


まずは法隆寺の代表的建築物・・日本最古の五重塔！

上に行くほど屋根の大きさがわずかに小さくなっていてすっきり美しいうえに安定感がある。
大きさではもっと上をいくものもありますが・・ほかの寺のものより格段に麗しい印象です。
なんともスマート

 

こちらは金堂。なかには金銅釈迦三尊をはじめとして飛鳥・白鳳・平安・鎌倉時代の仏像が多数安置されてます。
国宝だらけですね。
またこちらは壁画も有名！昔、社会の資料集に載っていたなぁーというものが。
昭和24年に火災にあい、今飾られているのは複製画だそうです。

ほかから拝借した画像。ね？見たことありますよね。

手すり（？）の模様は卍崩し、屋根の四隅の雲形肘木、
それを支える柱も竜の彫刻と壮麗なデザイン
金堂、五重塔どちらにもこのデザインが見られます。

梁を支えてるのは天邪鬼だそうな。なんかかわいいー

 

五重塔と金堂。並び立つ姿も美しい

五重塔てっぺんの九輪の根元にはなぜか東西南北の向きに鎌が取り付けられているというお話も。
よく見ると確かに！ちゃんと研いであるのでよく切れるそうですよ。

他の五重塔には見られない法隆寺七不思議のひとつだそうです。

五重塔・1階の内部には奈良時代に造られた塑像群（仏教のお話の名場面を表したもの）が置かれてます。4面それぞれ違う場面を金網越しに覗けます。北向きの塑像は釈迦の涅槃の場面でなんとここにはあの阿修羅さまも！興福寺の少年阿修羅にそっくりです。これはガイドさんのお話がなければ気づかなかったわー。残念ながら撮影は禁止で写真ありません～。


まだまだある法隆寺・西院伽藍！！

エンタシス！とか・・。

続きます～。