観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
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「水曜どうでしょうドラマ『四国R-14』」観終わった瞬間また観たくなった究極のホラー

2009年04月17日 | 映画・ドラマ
 北海道テレビ放送で2000年春に放送された「水曜どうでしょう」の企画、「四国八十八ヶ所II」で実際におきた怪奇現象を元に製作された怪奇ドラマ。
 タイトルの「R-14」は、「四国八十八ヶ所II」撮影時に怪奇現象を映し出したのが、14本目のテープでRはロールの略。
 スタッフ、出演者共に「どうでしょう」メンバーが担当。
 上島D(音尾琢真)、藤木D(森崎博之)、大沼陽(大泉洋)が主演を務めるが、全て「四国八十八ヶ所II」に関わった実際の人物で、上島Dは「どうでしょう」ディレクターでドラマの脚本を手がけた嬉野雅道。藤木Dも同じく「どうでしょう」ディレクターでドラマの監督を務めた藤村忠寿。大沼陽はそのまんま大泉洋だろう。
 実際に「四国八十八ヶ所II」も観たし、その話しを大泉が話し画像も観ていたので、興味深かった。
 しかし、ナックスがお笑い無しで、ホラー演じているのはある意味不思議。これは、「ハナタレナックス」の影響か?
 ほかに編成部 の小宮(安田顕)、多数のエキストラ(佐藤重幸、現戸次)とナックス全員が出演している。「水曜どうでしょう」にはナックスが時折出演していたが、唯一佐藤重幸だけは出てないのはなぜ? 
 実際に放送時、深夜番組で恐怖ドラマを放送したとあって次第に視聴率が下がっていったとあるが、確かに深夜観たら怖い。
 そして、「えっ」と驚く鉄末。立派なホラードラマになっています。

「リセット」他人の心情を覗き見したい、野次馬根性を満喫ドラマ

2009年04月17日 | 映画・ドラマ
 田中直樹演じる、時空の支配者・アンリが、訳ありな人物の元に現れ、「人生をリセット」するかを尋ねるドラマ。そのリセットは2回まで可能だが、それは最初のリセットした時間へ戻るというもの。究極のリセットをするか否か…。
 そんな田中がアンリになったのは、連ドラに先立ってのスペシャルで、アンリ(津川雅彦)にリセット権を与えられた片瀬那奈がリセットをしなかったため、死亡し、津川雅彦からアンリを引き継いだもの。
 連ドラでは14話が収録されているが、人間の怖さを描いた恐怖ものから、スカッとするようなコメディタッチ。心に染みる話しと、バラエティに飛んでいて、かつ結末は、幸不幸に別れる。
 悲喜こもごもの切羽詰まった状況にも関わらず、アンリの登場の仕方が実に軽いところが、全体に暗い話しにスパイス的要素になっている。
 続編が待ち遠しい。「世にも奇妙な物語」的にシリーズ化されるといいな。
 どうしても観たいというほどでもないが、気が付いたら、観てみたい。そんな感じの作品。
第1話「ひきこもり女の復讐」これは怖い。
第2話「痴漢に復讐する女」切ない。
第3話「僕の宿命」ある意味怖い。
第4話「消えた記憶」人間心理の恐怖。
第5話「バレンタインデーの奇跡」結末はほのぼの。
第6話「家族の二つの分かれ道」進展は怖いが、結末がコメディ。
第7話「整形の秘密」コメディ。
第8話「駐禁を許した代償」女のしたたかさを描いている。
第9話「死体の隣で目覚めたワタシ」ラストの大逆転。
第10話「仕組まれたワナ」女の怖さ。
第11話「占いを信じなかった罰」ストーカーチックな思い込みの怖さ。
第12話「結婚の選択」切ない選択に主人公に共鳴。
第13話「盲目の恋」こちらもストーカーチックな思い込みの怖さ。
最終回「僕を愛して下さい」爽やかな心に染みる話し。